毎朝5時半に起きて風呂掃除からスタート

 復職後の家庭における家事育児について、川野さんにはそもそも「分担」という意識が全くないという。

 「朝は5時半に起きて、まずお風呂掃除をします。それからフリージングしていた離乳食を温めて食べさせて、保育園の準備は妻と半々くらいの割合で担い、保育園に送り届けます。9時に出勤して、だいたい午後5時半に退勤し、買い物をして大人のための夜ご飯を作ります。子どもをお風呂に入れて、それから洗濯。食器を洗うのは妻ですね」

 このルーティンとは別に、月2回の土曜日は妻が仕事のため、丸1日家事育児を担っている。さらに土日には離乳食を作ってフリージングをしたり、平日の夜ご飯の作り置きをしたりするという。

 「そんなにたいしたものは作りませんよ。離乳食だって野菜を切って煮たりするだけですし、そもそも自分は4割くらいしか担当していないですし。大人のご飯もコープのミールキットを使うこともありますし、カレーやオムライスなどの簡単なものしか作りません」と、当たり前のように話す川野さん。

 育児や家事を全く負担と感じておらず、サポートという意識ももともとないという。「家事も育児も夫婦でやるものですよね」。職場復帰も妻より半月後にずらし、慣らし保育も川野さんが担当した。