15年先までのライフプランを可視化

 2つ目は中長期(15年)でキャリアを描くワーク(下画像参照)。自分や夫、子ども、サポートしてくれる祖父母などの年齢、第2子以降が生まれる時期、フルタイム勤務に戻す時期、子どもの受験時期など、15年先までのライフプランを可視化してもらうことが目的だ。

 「15年は長いようであっという間に過ぎます。これから仕事と子育てとの両立生活に突入する社員の方々が、15年たったときに『何をして過ごしてきたのかよく分からない』と後悔するような未来を迎えてほしくはない、という理由でスタートさせた取り組みなのですが、8割くらいの人は、具体的に書き出すことができません。でも、それで構わないのです。まずそこに気づいてほしい。『イメージが湧かない』ということに気がつき、時間があっという間に過ぎるということをしっかり理解してほしい。このワークが終わった後に、中長期のライフプランを意識して働けるかどうかが重要だと考えています」