医師の人材紹介や医師向けメディアの運営など、医師に特化した人材総合サービスと企業向け健康経営支援サービスを展開するエムステージ。東京の本社のほか、全国に10の支社がある。社員は女性の割合が60%と高く、子育て世代も多く活躍。子育て中の女性の途中入社も少なくないという。その背景には、創業時からの企業理念に裏打ちされたエムステージの社風とユニークな制度がある。前編では、自身も4歳と2歳の女の子の母親で、人事制度の設計や運営を一手に担う人事担当の武田友美さんに話を聞いた。

<エムステージ取材リポート>
【前編】 年2回働き方を変更可 14時帰りも可能に  ←今回はココ
【後編】 周りの手を上手に借りまくる時短ママの仕事テク

キャリアに悩む子育て中の女性医師たちの姿を見て起業

 エムステージは、医療機関向けの医師採用支援や医師向けのキャリア支援、企業への産業医の紹介といった医師の人材紹介事業を柱に、医師向けのウェブサイトなども運営する。中でも女性医師向けライフスタイルウェブマガジンの「joy.net」は女性医師の2人に1人はユーザーだという。

 「代表の杉田雄二が、当直(夜勤)に入れない、子育て中の女性医師をはじめとする、働く上で何らかの制約のある医師たちの姿を見て解決すべき課題と捉え、2003年に創業したのがエムステージです。病院でフルタイムで働けないのなら、定時で仕事を終えることができるクリニックなどでアルバイトをする方法もあるのですが、当時は、医師が足りていないのにもかかわらず、アルバイトの仕事は医局からの推薦などでしか得られないような時代でした。

 しかし、医局からの推薦に頼るだけではうまく条件がマッチしない、といったことも多く、医師のキャリアを続けるのを諦めざるを得ない女性が少なくありませんでした。そこでまず杉田は、医師のアルバイトをマッチングするサイトを立ち上げました。女性医師限定のサイトではありませんでしたが、『子どもを産むことで医師のキャリアを諦める必要はない』という代表の考えに共感した多くの女性医師に利用されるようになりました」と、人事を担当する武田友美さんは話す。

エムステージで人事制度の設計などを一手に担っている武田友美さん。写真は同社提供

 アルバイトサイトからスタートした同社は、今期で17期目。今は100人を超える社員を擁し、本社のほか全国に10の支社を構える。収益も黒字続きだという。

次ページから読める内容

  • どんな事情を抱えている社員でも利用できるよう制度化
  • 時短も年2回まで変更できる
  • 「働きやすさ」ではなく「高いパフォーマンスを発揮する場」

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