残業が一定時間を越えたら「呼び出し」。社員の様子には常に目を配る

 社員の残業時間の管理を行うのもCSOの役割だ。残業時間が増えている人には面談を実施する。

 「残業が一定数を超えた人はCSOが呼び出して面談をします。なぜ残業が増えているのか、この状況がいつまで続くのか、効率化できることがないかを一緒に考えていきます。自分でコントロールできない部分であれば、上司も交えて解決策を探ります」

 CSOが把握しているのは有給取得日数と残業時間のみだが、社員の様子にはいつも目を配っている。何か変化を感じれば、岡元さんから声をかけることもあるという。

 「所属部門から “〇さんが最近大変そうだから、話を聞いてあげて”とオーダーが来ることもあります。人事評価を気にせず本音で話せる存在であるために、CSOの就任と同時に私自身は人事評価をするポジションから外れ、系列会社のメディプラス研究所の所属に異動をしました