リフレッシュエリアの一角にゆりかご状の椅子。昼寝のために30分単位で利用できる
リフレッシュエリアの一角にゆりかご状の椅子。昼寝のために30分単位で利用できる

 同社の人事執行役員は健康経営役員も兼務しており、健康経営と生産性向上の両面からさまざまな施策を行う。健康経営の観点から、社内のリフレッシュエリアにおいて、旬の食材を使った昼食を無料で食べられる「昼活」を週に1回実施。

 また、2週間に1回、昼休みに社内のセミナールームにコーチがやってきて、希望者はヨガや瞑想などにも参加できる。

 「エンジニアやデザイナーなどスクリーンに向かう作業が中心の社員が多いので、『肩こり』『目の疲れ』などのテーマを設定することもあります」

生産性向上を目指す

 「生産性向上」という目標は、創業時から三原誠司・代表取締役CEOがトップダウンで掲げてきた。社内に観葉植物が目立つのもその一環で「視界の15%に緑が入ってくると集中力が高まるということでグリーンを多用しています」

 生産性の観点から、就業時間内の30分以内の昼寝も推奨し、リフレッシュエリアの一角にゆりかご状の椅子や、個室の戦略的仮眠室を設置。「起床後6時間後のタイミングで30分の仮眠を取ると、その後の生産性が上がるとのこと。会議室の予約と同じように、30分単位で予約可能です」

取材・文/小林浩子(日経DUAL編集部) 写真/花井智子