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4カ月のパパ育休で子への愛情がより強まった

【下編】在宅勤務活用する研究者パパ&「イクボス」でもあるマネジメント職ママの両立術を紹介


次男出産直後に発売した商品は3番目の「かわいいわが子」

 9歳と4歳の2児を育てながらマネジメント職を担っているのが、EC事業統括部、ECマーケティンググループでグループ長を務める近藤しずきさん(44)だ。

 近藤さんは、現在は商品開発の仕事に従事しているが、もともとは和田さんと同様に研究所に勤務し、研究者として10年以上にわたりキャリアを積んできた。機能性ヨーグルトの研究グループに所属し、人の健康に役に立つ菌を探すプロジェクトのリーダーとして、「ビフィズス菌B-3(ビースリー)」を発見した実績を持つ。

 しかし、社内の商品開発担当部署にその菌の良さをうまく伝えられず、なかなか商品化されないというもどかしさを感じていたため、志願して、その商品開発担当部署に異動。自らビフィズス菌B-3の商品化に乗り出した。2013年のことだ。

研究職時代にビフィズス菌B‐3を発見、その後志願して商品開発の部署に移り、「ビースリー」という新ブランドを立ち上げ、商品化までを自ら手掛けた近藤しずきさん
研究職時代にビフィズス菌B‐3を発見、その後志願して商品開発の部署に移り、「ビースリー」という新ブランドを立ち上げ、商品化までを自ら手掛けた近藤しずきさん

 現在9歳になる長男は研究者時代に出産。そのときは、学会で発表する論文を執筆するために、実家の母の支援を得て、子どもが2カ月(産休明け)の時点で2週間だけいったん仕事に復帰。そこから育休に入り、子どもが1歳3カ月になるまで育休を取得した。しかし、異動後に出産した現在4歳になる次男のときは産休のみ取得して2カ月後に復職した。早期復職の理由は、ビースリーがサプリメントとして、ついに商品化されることになり、その発売日を控えていたからだ。「ビースリーはわが子同然ですから、どうしても世に出る瞬間を見届けたかったんです」

 その際、次男を預けたのは認可外保育園だ。家の前まで車で送迎があるようなサービスが充実した保育園だったという。「お金はかかりましたが、教育の面でも親にとっても至れり尽くせりだったので、とても満足して通わせていました」

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