三世代利用が多いあざみ野店。素材にこだわり多彩なイベントも開催

 100本のスプーン あざみ野ガーデンズのコンセプトは、「100の物語 100の思い出」。周辺は一軒家の住宅地で三世代での利用も多いことから、お子さんや家族のハレの日を祝う、あるいは思い出に残るイベントなどを多く開催しているといいます。

 「食事は、おじいちゃん・おばあちゃんの利用もあることから、素材にこだわっていますね。近くの農場から朝とれた野菜や、駿河湾から直送された魚などを利用しています。また特徴的なのが、コンセプトの『100の物語』というところから、世界の100冊の絵本を用意した大人禁制のスペースがあるところです。靴を脱いで子どもたちだけで自由にくつろげて、自宅のお父さんの書斎にこっそりと入り込んだようなイメージです」(山崎さん)

 またイベントは絵本スペースでの読み聞かせの他、オーケストラを呼んだ鑑賞会、広い庭で収穫した野菜をシェフと一緒に調理する「食育」に関するものなど多彩。牧場の牛をレストランに呼び、乳搾りやバター作りのイベントをしたこともあったといいます。

 この10月には、「おいしいファッションショー」と題して、アパレルブランドとコラボしたイベントを開催。衣装とヘアメイクを施した子どもたちが、店内を巡るランウェイを歩くというドキドキの体験に挑戦したそう。

 「40名の募集に、150名の応募があり、関心の高さがうかがえました。イベント後は家族でコース料理を食べ、ワークショップも開催。3時間があっという間に感じられました。三世代で参加された方も多かったですね」(山崎さん)。外食と様々なものを組み合わせることで、「身近にあるレジャー」としてレストランを楽しめるようにしたいと、山崎さんは言います。

店内の絵本スペース。ここがお気に入りで訪れる親子もいるという
店内の絵本スペース。ここがお気に入りで訪れる親子もいるという
おいしいファションショー。ドキドキの体験の後は、コース料理を食べながら家族で団欒
おいしいファションショー。ドキドキの体験の後は、コース料理を食べながら家族で団欒