コドモがオトナに憧れて、オトナがコドモゴコロを思い出す

 100本のスプーンは、ブランドとして「ファミリーレストラン」という点で統一しているものの、店によってコンセプト、それにともなってメニューやサービスも異なるといいます。二子玉川店のコンセプトは「コドモがオトナに憧れて、オトナがコドモゴコロを思い出す。」

 大人は快適に、子どもはご機嫌に……親子で楽しめる工夫をしているといい、冒頭でご紹介した親子用のソファもそのひとつ。

 「子どもは、大人と一緒のものを好み、まねをしたいという欲求がありますよね。二子玉川店では、ナイフとフォークをお子様にも準備。料理もほぼすべてにハーフサイズをご用意しています。またソファは、あえてキャンバス地を利用。丁寧に使わないと汚れてしまう……そんなことを意識して、お子様の自立心も芽生えればと思います」(山崎氏)

 メニューも、フルサイズとハーフサイズがあることにより、子どもが大人と同じメニューを食べられ、大人もおなかのすき具合によってハーフサイズの注文をすることも可能だといいます。 看板メニューの「季節のリトルビッグプレート(お子様ランチ)」は、大人が喜んで食べている姿もよくみられるそう。

 さらに子どもが注文した場合は、同じ料理でも味付けを食べやすくアレンジし、苦手な食材やアレルギーにも、可能な限り対応してくれるというから驚きます。コミュニケーションを通じて、サービスがカスタマイズされるのは、従来のファミリーレストランとは大きく異なるところ。

 「どんな会話が生まれ、どう過ごしていただけるか。家族で食事を囲む時間をイメージしています」と山崎さんは言います。

窓際のソファはサイズ違い。子どもも大人と同じ体験ができる
ほどんどの料理はハーフサイズがあり、親子で感想を分かち合える