こんにちは! 美部屋セラピスト&収育士の堀江梨江です。家族みんなが心地良く暮らせる“美部屋”づくりのコツをお伝えする連載も今回で最終回。仕事に子育てに忙しいDUALファミリーにぜひ実践していただきたい「時短家事」につながるキッチン周りの片付けのポイントを紹介します。

「明日も使うからいいや」と気が緩むけれど…

 お部屋を美しく整えたいと思ったときに、一番のハードルとなるのが「キッチン」ではないでしょうか。決して広くはないスペースに、食材や調理道具が密集していて、気づけばゴチャゴチャ……。ただでさえ“片付け力”が問われるうえ、「これは明日も使うからここに置きっ放しでいいや」とつい気持ちも緩みがちになるところ。結果、既に持っている常備品を重複して買い足してしまってモノがあふれたり、短時間で料理をしたくても必要な材料がすぐに見つからなかったりと、「お金と時間のムダ」を生むキッチンになっているケースが少なくありません。

 かくいう私も働く母として、毎日試行錯誤の連続。カンペキにできている!とまでは胸を張れませんが、いくつかのポイントを押さえることで、自分にとって心地よく使いやすいキッチンを維持できています。時短家事につながる“美キッチン”キープのコツを紹介しますね。

冷蔵庫内の食材の定位置を決める

 片付いている冷蔵庫の共通点は、「食材の置き場所が決まっていること」。朝食で毎日食べるヨーグルトはメイン庫内の2段目左端、調味用のタレは右扉裏の下のラック……などと、日常的に使う食材の“定位置”を決めておきましょう。

 私の場合は、育ち盛りの息子のために欠かせない牛乳は、開封した牛乳のほかに「ストックの牛乳」を置く定位置まで決めています。1パック飲みきったら、ストックしていた牛乳を移して、また買い足し。そうすることで、冷蔵庫内をパッと見るだけで「ストックが切れている食材」が一目瞭然。必需品の買い忘れを防げます。