「子どもがYouTubeばかり見たがる」「YouTubeを見始めたら止まらない」という話はよく聞く。小学生におけるYouTubeの浸透率は驚くほどだ。動画上ではテレビ番組などを見るだけでなく、YouTuber(ユーチューバー)の動画も熱心に視聴していることが多い。

 ある小学生は人気YouTuberであるHIKAKIN信者であり、特にMinecraftの使い方はすべてHIKAKIN動画で知ったという。小学生の兄がいる5歳の幼児は、おもちゃで遊ぶときに「はい、今日はこのおもちゃで遊んでみたいと思います」とユーチューバー風実況をするそうだ。

 YouTubeは魅力的でハマる子どもが続出している。保護者は子どものYouTube中毒にどのように対処していけばいいのだろうか。また、未然に防ぐためにはどうすればいいのだろうか。

Q.子どもがYouTube中毒。どう対処すればいい?

小学生のなりたい職業3位「ユーチューバー」

 まず、子どもの動画視聴利用実態について見ていこう。12歳までの子どもがいる親を対象としたビッグローブの「子どものスマホ動画視聴に関する調査」(2017年2月)によると、子どもがスマホまたはタブレットなどで見る好きな動画ジャンルについて聞いたところ、「アニメ」が82.0%でトップであり、「ユーチューバー」も19.4%いた。

 特に小学生以上(6歳以上)になると、好きなジャンルが「ユーチューバー」「ゲーム実況」という割合が高かった。小学生では55.3%がユーチューバー動画を見ており、10〜12歳という小学校高学年になると65.8%と約7割が視聴していることが分かる。なお、子どもが好きなユーチューバーは、1位がHIKAKIN、2位がはじめしゃちょー、3位がKan & Aki's CHANNELだった。

 YouTubeを見続けるだけではなく、自分が発信する側になりたい子どもも多い。ソニー生命の「中高生が思い描く将来についての意識調査2017」(2017年4月)によると、将来なりたい職業について聞いたところ、男子中学生の3位(17.0%)、女子中学生の10位(6.0%)が「YouTuberなどの動画投稿者」だった。

 YouTubeアプリでは、自分で動画を撮影して投稿することも容易だ。小学生がYouTubeに勝手に動画を投稿し、個人情報の流出や炎上などにつながった例もある。不用意に動画を投稿すると危険なことは、小学生のうちから教えておくべきだろう。

次ページから読める内容

  • 子どもに自由にYouTubeを見せると危険?
  • 制限可能だが、ルールや見守りが大切
  • 子ども用Googleアカウント作成という手も

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