出産、3人のママに。無駄なこだわりは捨て、優先順位を付ける日々

 会社に復帰したら、10週になっていました。妊娠のことをその上司以外、誰にも話していなかったので、急に休んでどうしたのだろうと心配してくれた人も多かったようです。なので、マタニティーマークをつけて復帰したら「やっぱり、そういうことか」と優しく迎え入れてくれました。予定日は5月中旬。双子なので少し早く、2月から産休を取ることに。気づくともう産休まで3カ月しか残っていません。大忙しで仕事をしました。

 産休に入り、36週で帝王切開で双子を出産。約2400gの男の子と、約2000gの女の子が生まれました。合計すると4400g。どうりで重いわけです(笑)。長男は3歳になっていましたが、私が入院中、祖父母の家で楽しく待っていてくれました。

 双子の授乳は、ミルクや搾乳もうまく活用するなどして乗り切りました。すべてが試行錯誤でしたね。1秒たりとも無駄にできないので、変なこだわりは捨てて、時短料理を作ったり、お総菜に頼ったりと工夫しています。空港勤務の経験もあるので、定刻出発のために時間との戦いを経験しています。「これは本当に今やらなければならない?」と自問自答し、優先順位を付けて作業をすることを、家庭でも実践しています。

 保育園は地元の認可園に入ることができました。双子に有利なきょうだい同時申請枠があり、上の子も在園しているので、ポイントが高かったようです。保育園が同じ双子のママと、学年を越えて仲良くなったり、街で双子をベビーカーに乗せて歩いていると「うちもです!」と声をかけられたりすることもあり、ネットワークも広がっていきました。

 育休からの職場復帰を機に、在宅勤務ができる職種に変更しました。今後は、今の職種の知識を深めていき、第一線で活躍していきたいなと思っています。さらに、これからやってくる双子の「イヤイヤ期」に気持ちの余裕を持って臨むため、料理の時短レシピを習得したいです。時間があれば料理教室にも行ってみたいと考えています。