朝起きてしばらくの間、思うように関節が動かずなかなか動き出せない……。その症状が、もし、関節リウマチに由来するものだとしたら? かつては高齢女性特有の病気とも思われがちだった関節リウマチですが、実は産後に発症することがとても多いのだといいます。湯川リウマチ内科クリニック院長でリウマチ医療・地域ネットワーク協会理事長の湯川宗之助さんに聞きました。

産後のママは関節リウマチを発症しやすい

 産後、体がだるくて子どもを抱っこするのもつらい、あるいは食欲がなく体重が減っている……。そんな症状に悩まされたことがあるというママは少なくないのではないでしょうか。そして、こうした症状は出産で大きなダメージを受けた体だから、誰にでも起こるのだろう、赤ちゃんの成長とともに良くなっていくのだろうと、特にケアしないままでいる人が多いのではないでしょうか。

 でも実は、その症状の中に、リウマチ発症早期によるものがあるとしたら?

 まずは以下の項目をチェックしてみてください。

湯川さんが提案する「リウマチチェッカー」
湯川さんが提案する「リウマチチェッカー」

 どれも多少なりとも心当たりがありそうな症状ですが、湯川リウマチ内科クリニック院長でリウマチ医療・地域ネットワーク協会理事長の湯川宗之助さんは、「育児中の女性の場合、一つでも当てはまっていたら、関節リウマチの可能性も考えてみてほしいんです」と言います。