出産を機に、仕事も「結果主義」から「楽しさ追求」へ

 ラブジャンクスと芸能の仕事に飛び回りながらも、牧野さんは40歳のときに母になりました。筆者と牧野さんは年齢が近く、お互いに独身だったころに取材で出会いました。その後、同じ年に高齢出産したことから、たびたび「ママトーク」をしてきました。牧野さんのラブジャンクスへの考え方は、親になって変わったそうです。

 「今までは、何か結果を出そうと努力してきました。メンバーの中からスターを出したいとか、知ってもらうためにテレビに出演しようとか…。娘が生まれて強く願ったのは、『たくさんの友達と出会い、笑顔でいられる人生を送ってほしい』ということでした。何かをやりとげるのも大切だけど、それ以上にみんなが楽しく、好きなダンスに打ち込めるラブジャンクスであってほしいと思っています

 後編では、牧野さんの出産から子育て、仕事との両立について紹介します。

(取材・文・写真/なかのかおり)