4歳と8歳の子どもを育てるデュアラーママでアナウンサーの安田美香さんが、子どもと一緒にお出かけして「また行きたい!」と思うイベントや場所をリポートするこの連載。今回は、都内から日帰りで行ける無人島・猿島へ親子で行ってきた模様をリポートします。

イラスト 岡山進矢
イラスト 岡山進矢

娘のリクエストはなんと「無人島」

 もうすぐ夏休みが始まりますね! 4歳娘に「夏休み、どこに行きたい?」と聞いてみたら、「無人島を冒険したい!」という、なんともハードルの高い答えが返ってきました…。

 「いやいや無人島ってね、そんな簡単に行けるところじゃないんだよ」とボヤきつつ、リサーチしてみたら……なんとありました! 都内から日帰りで行ける無人島「猿島」に、4歳&8歳の子どもたちとお出かけしてきました。

 猿島は、東京湾に浮かぶ唯一の自然島。「近代土木遺産」に認定され、「東京湾100選」「美しい日本の歴史的風土準100選」などに選ばれています。約5.1ヘクタール(横浜スタジアムの約4倍)ほどの敷地には手つかずの自然が残っており、ハイキングや磯遊び、海水浴に釣りなどを楽しむことができます。東京・品川駅から最短で1時間10分ほどで行けるという手軽さも大きな魅力。神奈川県の「横須賀中央駅」が最寄り駅です。

【品川駅から猿島までの経路】

●京浜急行線「品川駅」→「横須賀中央駅」(約45分)
 ↓
●徒歩で「三笠桟橋」へ(約15分)
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●船で猿島へ(約10分)

 横須賀中央駅から中央大通りを通って桟橋を目指して歩いていくと…海上自衛隊でしょうか、制服姿の男性と頻繁にすれ違い、「ああ、横須賀に来たんだなあ」と感じます。

 横須賀中央駅から桟橋へ行くには、京急バスも走っています(「三笠公園」下車)。ただし1時間に1本程度と本数が少ないので、子連れで歩くのが大変という方はタクシーを利用されるといいと思います。

 三笠桟橋に着いたら、船のチケットを購入。猿島は「猿島公園」として横須賀市が整備しており、入園料がかかるため、ここで合わせて支払います。

【乗船料】(往復)
中学生~大人:1300円、小学生:650円、未就学児:大人1名につき1名無料(大人の人数を超えた場合、小学生料金を人数分適用)

【入園料】
15歳以上(中学生除く):200円、小・中学生:100円、未就学児:無料

 船はこちら。最大搭載人員240名のキレイな船です。全席自由席。トイレもついています。8時30分が始発で、1時間に1本運航されています。

 1階の室内席。赤ちゃん連れなら、風の当たらないこちらの席がオススメです。この他に屋外席もあります。

 2階席は開放的。眺めもよく、リゾート気分を味わえます。