動画作りの前に「ネットリテラシー」を学ぶ

(1)自己紹介

 まずは自己紹介からスタートします。興味深かったのが、本名を言わないこと。授業の中でも、動画の中においても、必ずニックネームで呼び合います。

(2)アニメとクイズでネットリテラシーを学ぶ

 最初に学ぶのは、ネットリテラシーです。アニメーションを見ながら、「ネットでは個人情報を言わない」「何かあったら、大人に相談する」、この二つを心掛けることを学びます

 かわいいアニメキャラクターが出てきて説明してくれるので、楽しく学ぶことができます。YouTuberになると、応援してくれる人もいる一方、だまそうとしてくる人もいて、自宅を突き止められたり、詐欺の電話がかかってきたりなど「人気YouTuberが本当にあった怖い話」も紹介されました。

 次に「リテラシークイズ」をして、学んだ知識をより深めていきます。「個人情報を言ってもいい人は誰?」「YouTuberになるために一番気を付けることは?」などの問いに、それぞれに配られたiPadで回答していきます。早押しで正解率を競いながら、みんなでクイズバトルをするので、とても盛り上がります。

(3)企画構成を考える

 ここで、今回作る動画のお題が発表されます。今回のお題は、「ねんどスライムで遊んでみた!」。子どもに人気のスライムを使って、1分の動画を作成します。台本となる「ストーリーボード」には、以下の3つのブロックが用意されています。

1、始めの挨拶
2、紹介
3、終わりの挨拶

 それぞれのブロックに絵とセリフを書き込んでいきます。

 ちなみに、子どもの手元にあるスライムは、先生の手作り。通常のスライムに、紙粘土を混ぜて作ったのだとか。「手にベトつかない」「透明ではないため色が映りやすい」など、動画制作に適したアレンジが施されているそうです。