結果発表! 子どもたちが一番使いやすかった包丁は?

 包丁のお試しは以上で終了。6本の子ども包丁を使ってみて、子どもたちに「一番どれが使いやすかった?」と聞いてみました。

4歳こうたろうくん うーん、よく分かんなかった!

5歳娘&8歳息子 黄緑のパンダさん!

 ということで、子どもが選んだのは、貝印「リトル・シェフクラブ 包丁パンダ 刃付」。理由は「よく切れるから」「軽いから」とのことでした。

 ちなみに宮木さんと私が選んだのは、サンクラフト「台所育児」。切れ味抜群な上、切れた食材の形が美しく、大人でも使いやすい包丁でした。使いやすい包丁1位が、子どもと大人で意見が分かれたのは興味深かったです。

 ところが、これには後日談があります。初めての包丁がうれしくて、翌日も料理を手伝ってくれた娘。初めは、貝印の刃付き包丁を使っていたのですが……。

 やっぱり、白い包丁(台所育児)がいい!

 こう言いだしたのです。理由を聞いてみると、

 きゅうりとかは、黄緑のパンダさんが切りやすいの。でも、大根とかは、こっちの白いほうが切りやすいんだよ。

 と、食材によって使い分けるようになったのです。「硬くて大きいものを切るときは、ある程度包丁に重さがあったほうが切りやすい」ということを、子どもながらに感じたようです。

 以下、私と子どもたちで出した結論です。

・「よく切れる包丁=子どもにとって使いやすい包丁」である
・「切れない包丁」を子どもに単独で持たせるのではなく、「切れる包丁」を大人が一緒に支えて使う→うまくなったら一人で使わせるようにする
・「軽くて小さいほどいい」というものでもない。子どもが大きくなった後も使い続けられる、コスパのいい「子ども包丁」を購入すべし

 お子さんによって個人差がありますし、好みも異なりますので一概には言えませんが、一つの例として参考になればと思います。

 さて後編では、「初めての包丁、子どもに教えるポイントは?」と題し、年齢別使い方のポイントや、親がアドバイスすべきことなどをお伝えします。お楽しみに!