料理研究家が監修した子ども包丁をお試し

 次は、「料理のプロが考えた子ども包丁って、やっぱりいいのかしら?」と興味が湧き、岐阜県関市の「サンクラフト」という会社が作っている「台所育児」の包丁をお試しすることになりました。

●サンクラフト「台所育児 包丁(大) カバー付」2900円

 「台所育児」は、食育・料理研究家の坂本廣子先生によって監修された、子どものための調理道具。子どもたちが達成感や自信を持てるように使いやすく設計されているそうです。

子どもたち すごくよく切れるよ!

 とてもうれしそうな子どもたち。切れ味のよさは、6本試した中では一番でした。

子どもたち でも、ちょっと重たいね。

 全長約23.3cm、重さ約77g。先ほどの「貝印」上級用包丁と比べて、18gほど重いです。

宮木さん 確かに、小さい子には重く感じるかもしれませんね。でも重いということは、実は切るのに必要なことなんです。重いほうが切りやすい、ということもありますから。

 ハンドルはストレート形状。昔ながらの丸みを帯びた握り心地に、懐かしさを感じます。「刃先」と「あご」はとがったままになっています。大人用の包丁をそのまま小さくした、そんな印象です。

宮木さん 「正しく料理を伝えたい」という、料理研究家の先生のこだわりを感じますね。基本に忠実で、切れ味も本格的。これは大人用としても使えると思います。