忙しいDUALパパのための“見た目力アップ”のポイントをお届けする本連載。シリーズ第2弾は「肉体改造編」です。K-1王者5人を輩出したパーソナルトレーナーで、『自重筋トレの教科書』(日本文芸社)などの著書を持つ古家政吉さんを講師に迎えました。DUALパパに向けた肉体改造法を伝授してもらいます。

 第2回のテーマは、目標としてほしい体脂肪率やそれを実現するための生活習慣、モチベーション維持などです。「1日10分」の筋トレを続けるだけで、妻や子どもからカッコいいと言われ、パパ友・ママ友からも一目置かれる存在になれる?

DUALパパのビジュアル向上委員会「肉体改造編」
第1回 「週一10分」のトレーニングで体は変わる
第2回 「早寝早起き・朝ラン・10分筋トレ」が最強セット ←今回はココ
第3回 自重トレーニングで足・尻・背中を鍛え上げる
第4回 通勤や家事中でもできる筋トレと、ジムの活用術

ソフトマッチョの体脂肪率は10~15%!

日経DUAL編集部(以下、――) 前回は、DUALパパはソフトマッチョを目指すべきというお話でした。少し脂肪が乗っていて、腹筋がうっすら割れているかどうかくらいがカッコいい、とのことですが、そうなると体脂肪率を意識することになると思います。ソフトマッチョとしては、どれくらいの体脂肪率を目標にしたらいいのでしょうか。

古家政吉さん(以下、敬称略) 理想の体脂肪率は10~15%ですね。10%を切ろうと思ったら、かなりトレーニングをやり込まないといけないので、日々それだけに追われてしまいます。DUALパパは、仕事をしっかりやって、家事も育児もこなさないといけません。そんなにトレーニングにハマってしまうと、今度は家庭をおろそかにしてしまうことになる。だから、一桁台の体脂肪率は目指さなくていい。むしろ目指してはいけません

 体脂肪率は、16~20%程度が標準。20%を超えるとポチャっとしてしまいます。まずは、15%を切ることを目標にしてください。

―― なるほど、やり過ぎには注意ということですね。家庭をなおざりにしてしまっては、むしろ逆効果ですからね。

古家 ボディービルダーは、体を鍛えること自体に喜びを見いだしているので、とことんまで追い込みます。口にするのはプロテインと鶏のささ身だけ、なんて人もいます。これはボディービルダーを悪く言うわけではないのですが、そんな人と一緒にご飯を食べたいと思いますか? もしDUALパパがトレーニングにハマり過ぎて、そっちにばかり時間を割いて、食事も制限していれば、家族は一緒にいても楽しくありません。話も筋トレのことばかりになってしまいがちです。

 ソフトマッチョは、食事は男らしく平らげます。子どもの前で、お父さんが「これは食べない」と極端にえり好みしていたら、教育上もよくないですよね。ご飯はしっかり食べるけど、体は引き締まっている。これがカッコいいんです

 もちろん、食べ過ぎは論外です。30代を過ぎると基礎代謝が下がって太りやすくなるので、食事の量には注意が必要です。