子どもの受験や習い事は、自分の目で見て決める

―― 上のお子さんはまだ5歳ですが、もう公立とか私立とかを考えるタイミングなんですね。

魔裟斗 小学校だけじゃなくて、幼稚園を決めるときから考える必要がありますから。僕は、もらった資料を読むだけじゃなくて、実際に自分の目で見て、子どもを通わせるかどうかを判断しています

矢沢 ママ友や友達から薦められたり、私が提案したりしても、決める前にいつも実際に見てみるものね。夫自身がそこの子どもたちの様子を見たりして、自分で感じたり考えたりしたことを大事にしているんだと思います。

魔裟斗 そうじゃないと、何かあったときに「心が言ったから行かせたのに」とか思ってしまうかもしれない。後悔したり、誰かのせいにしたりしないためにも、自分が納得して決めないといけないと思っているんです。

―― 将来的に、お子さんにはどんな子になってほしいとか、希望はありますか?

魔裟斗 僕自身もそうなのですが、まずは自分が好きなこと、得意なことを見つけてほしい。そのうえで、それを仕事にできたら最高だと思います。今は、ダンスが好きだったり、テレビドラマが好きだったりというのがあるので、その方面のことをやらせてあげたいです。

矢沢 子どもが好きなことをやっていると、私たちも子どもの充実した顔が見られてうれしいです。そのためのサポートはしてあげたいと思っています。

―― お二人の今後の活動方針については、何か決めていることはあるのでしょうか?

魔裟斗 僕はこれからも今と同じスタンスであり続けると思います。年を重ねることで、もう少し幅みたいなものは出るかもしれないけど、基本的には自分が好きなこと、興味があることをやる。やってみて、合わなかったり、嫌だなと思ったりしたことはしないし、やめる。好きなことだったらつらくても乗り越えられるし、成功する確率も一番高いと思いますから。

矢沢 私は、今一番大切なのは家族なので、育児が落ち着いたら、自分のことに目を向けたいと思っています。ただ、私がやりたいことよりも、この不妊治療というテーマがもっと世間に認知されるように努力することが私のやるべきことなのかなと思っています。

―― 今はそれが最優先事項ですか?

矢沢 そうですね。不妊治療は育児と同じ地平にあると感じます。育児をしていると、不妊治療とか待機児童とか、様々なことが結びついて、影響し合っているんだなと思うので。