保育園の玄関にたどり着いて、靴を履いてリュックを背負うまでに20分。息子たちは上がり框に座ったまま、のんびりとして一向に作業が進まない。ここで手を出したら負けだとぐっとこらえる。自分でやるんだよ、君たち! しかし他の親子にどんどん抜かされ、私の胃はキリキリと痛む。早く帰ってご飯にしたいのに……。

手伝わせる私、ぜんぶ一人でやる夫

 親が手伝おうが手伝うまいが、小学生になれば靴ぐらい自分で履けるのだから、あんなにこだわらなくても良かったと思う。でも、当時の私には数年後の2人の様子なんてまるで想像がつかなかった。ここで手伝ってしまったら、自分でやらない子になっちゃうのではないかと不安だったのだ

 勉強だけ出来たって自立はできない。だから今も、息子たちには隙あらば家事の技術や生活の知恵を身につけてほしいと思っている。

 だが、難敵がいる。夫だ。

 非常に細かい例で申し訳ないのだが、例えばスーパーから帰ってきたときに、家の中に子どもがいるのに、夫は自分で鍵を開ける。私はもちろん、呼び鈴を鳴らす。開けてもらったほうが楽だし、呼び鈴が鳴ったらどのように安全確認をして解錠すればいいかを学んで欲しいし、一緒に荷物を運んで欲しいから。ところが夫は、一人で鍵を開け、一人で荷物を運び込み、一人で冷蔵庫にしまう。ええ? それ全部、子どもにやらせるチャンスなのに。来月からもう中1と高1だよ?

2017年は、長男が急激に成長した年でした。年初には私の方が10センチくらい背が高かったのに、年末には長男の方が3センチ高くなり、靴のサイズも28センチに。来年は夫と背が並ぶかも…。
2017年は、長男が急激に成長した年でした。年初には私の方が10センチくらい背が高かったのに、年末には長男の方が3センチ高くなり、靴のサイズも28センチに。来年は夫と背が並ぶかも…。

小島慶子さんの記事も収録した日経DUALがついに雑誌に!
創刊以来、反響が大きかった記事を
ぎゅっと一冊に収録したリアルマガジンを発売!
『日経DUAL Special!』 (税込810円)

● 意欲を伸ばす “教えない”早期教育
● 家事代行サービス 2017ランキング発表
● 学力アップのリビング&子ども部屋
● 子どもの英語学習 スタート!
● ダブルインカム 最強の貯め方・使い方
● 小島慶子さん、中田敦彦さん、眞鍋かをりさん、魔裟斗さん&矢沢心さんの連載

日経BP書店で購入する  ●Amazonで購入する

次ページから読める内容

  • もー、なんで次男と一緒にやらなかったんだよう!
  • パソコンにフィルムを貼るという何でもない作業だが
  • わが子を「おまかせ体質」にしないために

続きは、日経xwoman登録会員の方がご覧いただけます

ログインはこちら
もっと見る