【DUALな名言】セレクションその12


「いかに効率的に、賢い子を、間違いなく育てるには

どうしたらいいか?」ということにとらわれている人が

すごく多いように感じるのです。

日経DUAL
母たちの教育虐待 優等生は中学で燃え尽きるより

iStock
iStock

教育ジャーナリスト・猪熊弘子さんと世田谷区長・保坂展人さんの対談の前編に出てきた、猪熊さんの言葉です。「賢い子を効率よく育てたい」──自分の胸に手を当ててみると、かなり思い当たる節があります。

この言葉を読みながら思い出したのが、アイドルグループ「ももいろクローバーZ」のマネージャー川上アキラさん。ももクロのメンバーにいろいろなムチャブリをするので有名ですが、川上さんと話をすると「手間をかけたほうがいいものができる」というお話がよく出てきます。メンバーも、スタッフも、そして自分も「効率が悪い体験をしたからこそ学んだことはいっぱいある」そうです。実際、彼女たちのライブを見ていると、川上さんのムチャブリが、ある程度の時間が経った後に、形になってあらわれていることを実感します。

子どもに対しても、手間を惜しまずに、いろいろと体験させてあげたいと思うのですが、なかなか難しいですよね。

猪熊さんと保坂世田谷区長の対談の後編もぜひお読みください。

猪熊×保坂 時を忘れて遊んだ経験が子どもを育てる

(日経DUAL編集部)