子どもが2人になってからのほうが、気持ち的にラク

―― 男の子2人の子育てはどうですか?

青木 2人だとケンカが多くなるので、忙しいときはイライラすることもあります。お兄ちゃんが何でもルールを決めて教えたがるんです。弟に「そっちに立ってね、僕はここに立つからボール投げっこしよう」と言っても、弟は動いちゃうじゃないですか。それで上の子が怒る、というのを繰り返すので、「言っても(弟は)分からないから!」みたいなことが時々あります。

 でも、私は子どもが2人になってからのほうが気持ち的にラク。1人だけ見ているときは、大丈夫かなと心配する気持ちが強かったので、精神的に分散されました。

 夫も子どもが1人のときよりも手伝ってくれるようになりました。1人のときは、ちょっと無理して頑張ると私だけでもできる、みたいな感じだったのですが、2人になると頑張ってもやりようがない。夫に「やって」と言うようになったら、意外と夫もできるんだな、と(笑)。

 夫は仕事柄、平日午前中が空いていたり、夕方から夜まで仕事だったり、平日に急に休みになったりなど、時間が不規則です。何日か後の運動会に必ず来ることができる確証はいつもないのですが、平日休みには積極的に育児にかかわってくれます。

―― 男の子2人が生まれると想像していましたか?

青木 最初に妊娠したときは、絶対女の子だと思っていました。というのも、私は3姉妹なので女系なのかなと。そうしたら、男の子だったのでびっくり。でも、夫は3兄弟なんです。だから、2人目のときは男の子かなと思いました。

―― 母親からすると、男の子の気持ちが分からない、という人もいます。

青木 私は子育てが初めてなので、こんなものかな、と思って育てていますが、うちの母はびっくりしていますね。何でずっと走り続けているの?みたいな(笑)。

 でも、男の子は面白いです。自分が子どものころに触れてこなかった遊びをしていますね。消防署に行ってこんなに楽しめるんだとか。上の子はいまストライダーに乗っていて、ストライダーのレースに親子揃って出たり、BMXも乗るので、スケートパークみたいなところに行ったりとか。子どもがいなかったら絶対に踏み込んでいなかったところに行けるので、新鮮で面白いです。

―― 上と下のお子さんはタイプが違いますか?

青木 既にもう全然違います。長男と次男の違いだと思いますが、下の子は愛嬌に溢れています。上の子は場所見知りや人見知りが強くて笑顔が出るまで時間がかかるタイプだったのですが、下の子は笑顔でいることがかわいがってもらえるコツだと分かっているので、すぐに笑顔。何なら初めての人にこそ笑顔みたいな。

 上の子はおとなしいと言われるのですが、はまるところにははまるタイプ。運動神経がものすごくいいタイプではないですが、乗り物は大好きですね。

「私は三姉妹だったので、うちの母は男の子にびっくりしていますね。何でずっと走り続けているの?って」
「私は三姉妹だったので、うちの母は男の子にびっくりしていますね。何でずっと走り続けているの?って」