4つのエリアにばらけているほうが「こなれて」見える

トップス、ボトムス、靴が一カ所のエリアにかたよらないと「こなれて」見える
トップス、ボトムス、靴が一カ所のエリアにかたよらないと「こなれて」見える

輪湖服にはそれぞれの性格があります。横軸が「男子度」「女子度」、縦軸が「大人度」「子ども度」です。形、素材、色のすべての要素が関係しますが、まず分かりやすいように形だけで見て分けてみましょう。

 例えば、ロングフレアスカートやタイトスカートは、女性が着て、小学生女子はあまり履かないので、「大人×女子」のエリアに入ります。懐かしい「ちょうちん袖」のような盛り袖ブラウスは「子ども×女子」のエリアに入るといえます。細身のパンツは「大人×男子」のエリアに、トレーナーは「子ども×男子」に入ります。子ども度が高いかどうかは、小学生がよく着るアイテムかどうか考えると分かりやすいです。

――それは分かりやすいですね!

輪湖トップス、ボトムス、靴が一カ所のエリアにかたよらず、異なるエリアのアイテムを組み合わせると、「こなれて」見えるわけです。「はずす」「抜け感」みたいに呼ばれるものも、このバランスだと思います。この4エリアの中から、いくつかのエリアをミックスすると、ちゃんとして見えるけれどもちょっとこなれたオフィスカジュアルも実現しやすいと思います。

形で見たエリア分類例
「大人×男子」=シャツ、細身パンツ、レースアップシューズ
「大人×女子」=ロングフレアスカート、タイトスカート、とろみトップス、パンプス
「子ども×男子」=トレーナー、短パン、デニム、スニーカー
「子ども×女子」=ミニスカート、盛り袖ブラウス
「ゼロ地点」=クルーネックカーディガン

――あ、4つのエリアに入らない、ゼロ地点のアイテムもあるのですね!