「クローゼットはパンパンなのに着る服がない」「育児と仕事に追われて、服のことを考える余裕がない」「断捨離したいけど、捨てるべきものが分からない」――。ワーママによくある悩みではないでしょうか。
「クローゼット向上委員会」という名称で、多くの悩める女性の個人コンサルティングを行っている「ミランダかあちゃん」こと輪湖もなみさん。著書やファッションブログも大人気の輪湖さんに、ワーママのクローゼットの悩みを解決してもらう連載です。毎日の服選びが時短になり、かつ楽しく、自分に自信が持てるようなワードローブづくりについて、輪湖さんに聞きます。
「たまにおしゃれ」な人より、毎週同じ服だけど「いつもおしゃれ」な人に
― 前回の記事では、大切なのは自分の「軸」を決めること、と教えてもらいました。
輪湖もなみさん(以下、輪湖) そうでしたね。前回の記事で、ワーママによくある悩みを見ましたが、実は自分の軸を決めれば、すべて解決します!
自分の軸が決まれば、「毎日、組み合わせを考えるのが面倒」という点もクリアできますし、何を断捨離すべきかも、おのずと見えてきます。
―― そんな簡単なものなのでしょうか……。まずそもそも、子育て期だと、仕事や家事・育児に忙しくて、服のことについて考える時間が割けません。
輪湖 自分もそうだったので、よく分かります。いろいろなショップをのぞいて、服を買い回る時間なんて取れませんよね。
―― しかも、年齢を経ると、自分が似合う服も少しずつ変わってきますよね。
輪湖 それもありますね。その点については回を追って、おいおい説明しましょう。
まず、私がよく皆さんに聞いている、大前提の質問があります。「いつも同じコーディネートなのは恥ずかしい」と思っていませんか?
―― うーん。一つの服をいろいろなコーディネートに活用して、さまざまに着回せるほうがいいイメージはあります。「こんなアイテムで1カ月着回し!」みたいな女性誌のページもよく見かけますよね。