中学受験をする子どもの塾通いが始まる高学年。特に6年生になると、日々の生活に占める勉強時間のウエートは一気に高まります。そうなると悩ましいのが、「これまでやってきた習い事をやめるのか、それとも続けるのか」の問題。今回は、親子間にしこりを残さない、子ども自身が「自分で決めた」と思える習い事との折り合いのつけ方について、教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんに聞きました。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 5、6年生の受験塾通い 習い事との折り合いは? ←今回はココ
(2) 子の習い事 「やめ癖つく」は気にする必要ない

大切なのは子どもが「自分で決めた」と感じられること

 「子どもには、いろいろな経験をさせてあげたい」。そう思って、小さい頃から習い事を続けさせてきた人は多いでしょう。しかし、中学受験を見据えて大手進学塾に通い始めると、多くの子どもは6年生に上がるタイミングから一気に受験勉強モードに。

 「両立ができないわけではありません。ただ、6年生の1学期は習い事を続けてきた子も、『中学受験の天王山』といわれる夏休みに入ると、難しいと感じるようです。子どもには両立できるタイプとそうでないタイプがいます。すぐにコツをつかんでルール化できるパターン認識力の高さがあればいいですが、そうでないと難しいこともあるでしょう」

 5、6年生の受験塾と習い事の両立について、教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんはこう話します。

 「注意したいのは、その子が習い事に夢中になっている場合です。親の一存でやめさせてしまうと、子どもは、『親から尊重されていない』と受け取るかもしれません。大切なのは、続けるにしてもやめるにしても、子どもが『自分で決めた』と感じられること。これは中学受験そのものにおいても同じで、親の意向で無理やり受験した結果、せっかく希望した中学に入れても、『そもそも中学受験なんてしたくなかった』などと子どもが親を恨むケースを、私は何度も見てきました」

 石田さんによると、子どもが「自分で決めた」と感じるためには、「中学受験のゴールまでの道筋を親子で共有する」「子どもが本当にその習い事を続けたいのかどうかを見極める」「『親のせい』ではなく、子どもが自分で結論を引き出す」という3つのプロセスが重要だといいます。

 次のページから、石田さんに詳しく解説してもらいます。

次ページから読める内容

  • 高学年の子どもに、大人のような時間的概念を期待しない
  • 努力が苦にならないなら、ストレスコントロールに役立つことも
  • 一区切りのつけ方を工夫してみる
  • 何を聞いても「分からない」と他人事の場合は?

続きは、日経DUAL有料会員の方がご覧いただけます

有料会員限定記事(2078本)が読める
ログインはこちら
有料会員登録すると以下のサービスを利用できます。
  • 有料会員限定記事
    子育て、キャリア、夫婦の連携、家計管理など、共働き家庭のニーズに応える共感ノウハウ記事がぎっしり!毎月の総力特集や連載がスマホで便利に読める共働きマガジンです。
  • おでかけサポートメール
    平日は時間がないからこそ土日は親子で思い出に残るホンモノ体験を!直前でも参加できるとっておきイベントが満載。メールとともに予約が相次ぐお宝情報を毎週お届けします。
  • 共働き応援クーポン
    生活用品から子育てサービスまで、共働き暮らしに役立つ商品が割引きされるクーポンを多数ご用意。記事に加えて「お得」もゲット!嬉しい優待サービスをご案内します。
  • 「教えて!両立の知恵」
    妊娠から育休、職場復帰、小1の壁対策など専門家ノウハウを伝授。子の年齢やテーマで分類されたQ&Aが約300本読み放題、引き放題。賢い共働き家庭に欠かせない大辞典です。
  • ラクラク保育園検索
    保育園の細かな施設情報がキーワードや自治体から検索できる使いやすいデータベース。保育園探しを始める共働き夫婦の「保活必勝ツール」です。
  • あなたの街の保育園事情分析
    入園決定率、認可整備率、園庭保有率など、自治体ごとの保育園事情を深掘り!保活に役立つ情報が満載です。
  • 日経DUALラウンジ
    有料会員限定のオンライン会議室です。質の高いクローズドなコミュニティで情報交換ができます。
  • イベント招待/先行受付
    専門分野の名物講師によるプレミアムセミナーにご招待したり、優先的にご案内したりします。
もっと見る