「Society5.0(ソサエティ ゴーテンゼロ)」という言葉を見聞きする機会が増えてきました。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く新たな社会を指すこの言葉が示すように、今はインターネットやSNSありきの社会です。SNSへの不適切な投稿が「デジタルタトゥー(入れ墨)」として後々まで影響を与えることも指摘されていますが、では子どもたちがコンピューターやスマートフォン、ゲームなどでインターネットを安全に安心して使うためにはどうしたらいいのでしょうか。
2019年6月に行われた「F@IT Kids Club セーフティ教室」から見ていきます。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 加害者の半数が顔見知り 子どもの性被害対策は
(2) ネットの情報リテラシー 子どもにどう説明する?
(3) ゲームでネット利用する子多数 SNSなどの制限は ←今回はココ

 2019年6月に大田区立北糀谷小学校で、富士通ラーニングメディアが運営する、子ども向けプログラミングスクール「F@IT Kids Club(ファイトキッズクラブ)」による、低学年向け・高学年向け・保護者向けという3つの「F@IT Kids Club セーフティ教室」が開かれました。高学年向けの勉強会の冒頭、登壇した同校の細井鏡子校長が「これから皆さんが生きていく社会はインターネットなしでは考えらえません」と話した通り、今の小学生はインターネットがあるのが当然という世の中で生まれ、育ってきています。

 そんな中、どうすれば安心・安全にインターネットを活用できるのか。高学年向けおよび保護者向けの勉強会を基に、「インターネットやSNSの使い方・注意点」について、子どもにどう説明すればいいのかを中心にお伝えします。

インターネットとは何か? 何に使えるのか?

 インターネットが当たり前にある生活を送る子どもたち。ではインターネットとは何かについて、どう認識しているのでしょうか。

 勉強会に参加した子どもたちからは「YouTubeが見られるなど、いろんなことができる」「大切な情報をしまっておく場所」「世界のいろんな人たちとつながることができる」などの回答が返ってきました。

 講師を務めた富士通ラーニングメディアの吉田悦康さんは「(インターネットは)パソコンやスマートフォン、ゲーム機などがおたがいに情報のやり取りができるようにした『ネットワーク』のこと。YouTubeを見たり、世界中の人とやり取りができたりします。目に見えるもの(有線)でつながるものもありますし、無線と言って線がないものもあります」と説明。世界中の人とつながることができるということは、有用でありながら、それだけリスクを伴うということでもあります。

 では、子どもたちはどんな時にインターネットを使い、どんなリスクを負っているのでしょうか。

次ページから読める内容

  • 子どものインターネット利用、調べ物や動画視聴より多いのは?
  • 「知らない人」とインターネットでつながるゲームの危険性
  • SNSでの写真や情報公開の危険性を理解する
  • 危険だから、よく分からないからと利用を制限しても意味はない

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