学校によってはパソコンでインターネットを利用する授業があると聞きますが、機器の操作方法は説明できても、「インターネットで得られる情報をどう扱うか」についての説明は大人でも難しいものです。
情報リテラシーはどのように身に付ければいいのか。小中学生向けに出張授業を行う、日本テレビの林恭子さんに話を聞きました。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 加害者の半数が顔見知り 子どもの性被害対策は
(2) ネットの情報リテラシー 子どもにどう説明する? ←今回はココ
(3) ゲームでネット利用する子多数 SNSなどの制限は

情報に簡単にアクセスできることは便利なことではない?

 最近の小学生は少し分からないことがあると、AIスピーカーに向かって「○○の意味って?」「■■■って何?」と簡単に聞いたり、あるいは学校でも「○○についてインターネットで調べてきてください」という宿題が出たりするほど、インターネットを身近な「ツール」として使っています。

 実際、パソコンやスマホ、ゲーム機など今やWi-Fiでインターネットに接続できるデバイスは家庭内にあふれていて、子どもが簡単にインターネットの情報にアクセスできる環境になっているのではないでしょうか。もちろん、こうしたデバイスを使う上でのルールを決めている家庭も多いですが、とはいえそれぞれのデバイスをどれほど「ペアレンタルコントロール」しても、誰でも「あまりよくない」情報にも辿り着いてしまうのが、インターネットの怖いところです。

 日本テレビで記者として約15年間、厚生労働省などの取材をしてきた林恭子さんは、現在小学生の子どもを育てるママでもあります。そんな林さんが率いるのが、「情報の海の泳ぎ方」という小中学生向けの「出前授業」を行うチーム。この出前授業を始めたきっかけは「今の子どもたちは、膨大な情報の中で大変な思いをしている」と感じたからだと言います。

 情報に簡単にアクセスできることは便利なのでは? と思ってしまいますが、どういうことでしょうか?

「情報の海の泳ぎ方」の授業の様子(写真提供:日本テレビ)
「情報の海の泳ぎ方」の授業の様子(写真提供:日本テレビ)

次ページから読める内容

  • ネットの膨大な情報から「最適解」を選び取る大変さ
  • ウソも本当もすべて「情報」だからこそ「疑ってみる」
  • 事実が何であるかを検証する力を身に付ける
  • 発信元がどこなのかを常に確認する