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「反抗期がない、いい子」の背後に教育熱心な親の圧

反抗期は自立の時期。親の思考ジャックや「自分で選んではいけない」思い込みが自立を諦めさせる


子どもが思春期にさしかかると、「そろそろ反抗期かな。どんな口答えをするだろう」と親は身構えるかもしれません。ところが意外と多いのが「うちの子は反抗しなくて、思春期もいい子だった」という先輩親の声です。「反抗しない、いい子」は子育ての負担が軽そうです。しかし、そこには親子関係の問題が隠されていることがあると、思春期の子どもへの向き合い方に詳しい桑原朱美さんは話します。そこで、25年にわたる養護教諭の勤務経験がある桑原さんに、「反抗しない子」についてどう考えたらよいか、「いい子」の背後に見える親のあり方について聞きました。

【年齢別記事 小学校高学年のママ・パパ向け】
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反抗期というより「自立期」。表現方法は子によりさまざま

 教育困難校などで「保健室の先生」として25年間勤務し、現在は独自のメソッドで養護教諭への研修や親へのアドバイス、思春期の子どもたちへの講演などの分野で活躍している桑原朱美さんは、思春期の反抗について「すべての子が反抗するわけではない」と説明します。

 「この時期の子が本当にしようとしていることは『自立』です。子どもは思春期になると、親に守られて安心して過ごしていたところから、自立しようとします。親からの自立は、自転車に例えると、最初のこぎ出しのようなもの。自転車を最初にこぎ出すときは、大きな力でペダルを踏まないと進みませんし、安定せずぐらぐらしますね。思春期の自立も同じです。気持ちが不安で揺れ動き、親を批判したくなりします。ネガティブな気持ちは反抗の言葉になります。言葉でどう表現していいか分からないと、暴力を振るったり、口を利かなくなったりといった行動としてあらわれます。

 反抗を表にあらわさないことも反抗期の姿の一つです。心の中では葛藤しながら、親を超えようとしています。反抗は、自立に向かう子どもたちの一面にすぎないのです。親御さんは、わが子はどんな形で自立しようとしているのだろうと、見ていてほしいと思います」

 ただし、「反抗しない、いい子」の中には、子どもが自立をあきらめているケースがあり、思春期以降まで影響する恐れがあります。その原因には、教育熱心で子どもへの期待が高い親のあり方があると桑原さんは話します。子どもが自立しにくくなってしまう親子関係と、改善方法について詳しく聞いていきましょう。

【子どもが自立しにくい親子関係】

●●●が厳しく、規制していることが多い
教育熱心子どもへの期待が高い
□子どものことを親が●●●して決めている
□子どもに決めさせているように見えて、実際は親が●●●●●●している
□子どもが親の思うように行動しないと、「●●●●●●●」という態度を取る

次ページから読める内容

  • 「いい子」で心配なのは親の圧が強い家庭
  • 親が子の思考をジャックしていると自分で選べなくなる
  • 気づいて乗り越える子もいる。諦めた子はひきこもりになる恐れ
  • 決定権を持たせて子を自立に向かわせよう
  • 親も子どもから自立を。自分の目的を改めて見直すことが必要

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