小学校高学年になると、いわゆる「第二次反抗期」が訪れます。親の言うことに何かと突っかかってきたり、話しかけても「別に」という言葉が返ってきたりと、親もイライラしてしまいがち。親子で思春期の反抗期を乗り越えていくために知っておきたいポイントや心構えを紹介します。
【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 子どもへのストレスは例年以上 短縮夏休みどうする
(2) 進む学校のICT化 高学年が家庭で取り組むべきは
(3) トゲトゲ第二次反抗期 子どもへの向かい合い方は? ←今回はココ
(4) ファーストブラ つけるタイミングと親の関わり方
素直だったうちの子に何が起こっている?
思春期の子どもの口答えや無視といったトゲトゲした態度にイライラしたり、「ついこの前まで素直だったのに、どうしてしまったの?」と心配になったりすることはあるでしょう。反抗期の子どもの心には、どのようなことが起こっているのでしょうか。
「反抗期は、親から精神的に自立するための通過点」とメンタルケア・コンサルタントの大美賀直子さんは話します。それまで、子どもは親や教師、社会を全面的に信じて行動していましたが、自分の頭で考え、答えを出して、行動したくなる時期が来たというわけです。
「しかし、自分でもどうしたらいいのか分からず、焦りや不安、ストレスを感じています。そうしたモヤモヤが親への反抗となって現れるのです。反抗期は子どもが順調に成長している証し。親もポジティブに捉えることが大切です」(大美賀さん)
反抗期の子どもには、一般的に次のような行動がみられます。
●男子の場合
・物に当たる、壁や机をたたく
・口調が乱暴になる
●女子の場合
・母親と言い争う
・父親を疎ましく思う
●男女共通
・挨拶を無視する、話しかけても『別に』『ウザい』といった言葉で関わりを避けようとする
・友達とつるんで、外の世界に自分の居場所をつくろうとする
反抗期の子どもに関わる上で、親が知っておきたいコミュニケーションのポイントや心構えにはどんなことがあるのでしょうか。

次ページから読める内容
- 反抗期 親が上手に関われば子どもは成長する
- 反抗期ならではの感情を出すことは大事
- こんなとき、どうする? 「反抗期あるある」対策事例
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