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小学生もストレスは例年以上 短縮夏休みどう過ごす

千葉大学教育学部教授の藤川大祐さん(前編) 子どもの体調を整えることが最優先


小学校が再開して約1カ月。今年は夏休みが短縮すると決まっている地域が多く、子どもたちは7月の下旬まで、地域によっては8月上旬まで登校が続きます。中学受験を控えている高学年の場合、小学校から帰宅した後に夜まで塾で夏期講習を受ける、という日程もあります。

体力的にも、精神的にもこの夏は子どもにストレスが多くかかることが予想される中で、親は子どもをどのようにサポートしてあげたらいいでしょうか。千葉大学教育学部付属中学校校長で、教育方法学・授業実践開発を専門とする同大学教育学部教授の藤川大祐さんに話を聞きました。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 小学生のストレスは例年以上 短縮夏休みどう過ごす ←今回はココ
(2) 進む学校のICT化 高学年が家庭で取り組むべきは
(3) トゲトゲの第⼆次反抗期 子との向き合い方と心構え
(4) ファーストブラ つけるタイミングと親の関わり方

今、子どもたちの心身にはストレスがかかっている

 小学生は分散登校や短縮授業を経て、ようやく通常通りの学校生活にも慣れてきた頃ではないでしょうか。コロナ休校中はゆったり過ごしていたけれど、学校だけでなく、塾や習い事も再開して以前のような忙しい生活が戻ってきました。

 大人も不安や戸惑いのある時期ですが、「親が想像するよりも大きなストレスが、子どもたちにかかっている」と藤川さんは指摘します。

 「気温が上がり蒸し暑くなっていく中で約3カ月ぶりの学校生活が始まり、体力的にきつい毎日を送っていることと思います。今年は年度初めから休校が続いたため、クラス替えがあった学年では、学校再開と同時に新たな人間関係を築かなければならなくなりました。ところが、感染対策から友達と距離を保たなければならない、給食は前を向いて黙って食べなければならないと、さまざまな制約の中での学校生活を強いられているのです」

 親としては「休校中の学習面の遅れが取り戻せるのか?」「駆け足の授業についていけているのか?」などの不安から、子どもを急かすような言葉をかけてしまいがちです。藤川さんは、「子どもが心身ともにきつい状態にあるということを念頭に置いて、多くを求めないことが大切です」と強調します。

 高学年の多感な時期、中には新型コロナウイルスを過度に恐れて気持ちが不安定になったり、登校できなくなったりする子も出てきています。「過度に恐れて余計なストレスをためたり、教育が受けられなくなったりしてはよくありません。大人も必要以上に過敏にならず、対策を徹底すれば感染が防げることを子どもたちに伝えましょう」

 次のページからは、高学年の子どもたちの体調やメンタルをどのようにフォローすればよいか、などについて紹介します。

次ページから読める内容

  • 読書感想文は?自由研究は? 短縮夏休みの課題
  • 夏休みには子どものエネルギーをチャージして
  • 夏休み明けがつらくならないように親がフォローできること

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