授業中から復習が始められるのがいいノート。では取ったノートをどう活用すれば、成績に結び付くのでしょう? 「勉強のやり方」を教える学習塾、プラスティー教育研究所の八尾直輝さんに聞きました。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
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(2) どこまでが勉強、どこから遊び? アプリの線引き
(3) 授業中から復習力を高める 3ステップのノート術
(4) 家庭学習 ノートの使い方で伸び方が変わる ←今回はココ

子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

家庭学習はノートの見直しより問題集を解くことに力を

 「いいノート」とは、「復習を始めやすいノート」のこと。復習することを前提に、授業中からアウトプットを意識し、主体的にノートを取ることが、効果的な家庭学習につながることを前回お伝えしました。

 では、実際に家庭学習ではどのようにノートを活用していけばいいのでしょうか。

 「まず授業→復習→テストという、学びのプロセスをどうデザインするかが重要です」とプラスティー教育研究所の八尾直輝さん。

 「家庭学習では、ノートのまとめ直しや見直しをするのでなく、問題集をどんどん解いてアウトプットに集中してください。授業中にとった『復習ノート』は、隙間時間に見返すくらいでいいでしょう」

授業中に書いた「復習ノート」は分からない部分が出てきたときに役立つ(画像提供:八尾直輝さん)
授業中に書いた「復習ノート」は分からない部分が出てきたときに役立つ(画像提供:八尾直輝さん)

 一方、問題集を解く上でもやはりノートの使い方がポイントになると八尾さん。いったいどのようにノートを使えばいいのでしょうか。

<次のページからの内容>

● 家庭学習でのノートの使い方、3つのポイント
● 授業中に取った「復習ノート」を活用するタイミングは?
● 「家庭学習ノート」には何を書く?どう使う?
● 暗記系の科目は、家で授業を「白紙再現」
● 算数のノート、無地の自由帳がお薦めでない理由