子どものノートの取り方が気になったことはありませんか? ノートを上手に取れるようになれば、もっと成績が上がるのでは? と思っている人は多いのではないでしょうか。「勉強のやり方」を教える学習塾、プラスティー教育研究所の八尾直輝さんに、成績を伸ばす授業中のノートの取り方について聞きました。

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子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

ノートの取り方は用途によって変えるもの

 学校や塾での子どものノートを見て、「こんなノートの取り方で大丈夫か?」と心配になったことはないでしょうか。成績のいい子はノートの取り方に工夫があると言われますが、では効果的なノートの取り方とはどのようなものなのでしょうか。

 「少なくとも学習塾においては、テストの点数が取れて学力が上がっていれば、どんなノートの取り方をしていても問題はありません」とプラスティー教育研究所の八尾直輝さん。

 「ノートの取り方は用途によって個別化されるべきものです。学校に提出するなど、人に見せることを前提にしたノート以外は、どんな取り方でもいいんです。重要なのは『インプット』と『アウトプット』をつなげられているかどうかなんです」

 では、ノートの取り方におけるインプットとアウトプットとは、どのようなものを指すのでしょうか?

<次のページからの内容>

● ノートを取る=インプットが目的化してしまう?
● 復習になるノートの取り方の3ステップ
● 復習の第1段階は授業中に始まっている!
● 順序立てて考える習慣を付けていくノートにするには?
● 「分からない」を書き込めるメモ欄が生きる理由