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子を性犯罪から守るため、夏に向けて教えるべきことは

痴漢・盗撮・SNS被害…親が高学年の子どもに必ず教えたい「身を守るための5カ条」/どのように切り出せば、子どもと自然に話ができる?


もうすぐ夏休み、子どもの自由な時間も増える季節です。近年は、SNSをきっかけに子どもが性犯罪に巻き込まれるケースが増えています。高学年ともなると子ども同士で行動することも多く、十分な注意喚起が必要です。子どもが自分で身を守るためには、性に関する正しい知識を持つことも大切。『小学生だから知ってほしい SEX・避妊・ジェンダー・性暴力』の著者で産婦人科医の高橋怜奈さんに、子どもに伝えておきたい性教育のポイントと、子どもを性犯罪から守るための5か条を聞きました。

【年齢別記事 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 子を性犯罪から守るため、夏に向けて教えるべきことは ←今回はココ
(2) 高度な知識獲得に不可欠 「高学年の読解力」の養い方

性に関することは、子に事実を率直に伝える

 子どもに対する性教育というと親も身構えてしまいがちです。いったい何を子どもに伝えていけばよいのでしょうか。高橋さんは、「ポイントは、体の変化、セックス、避妊・性感染症予防の3つです」と話します。

 「小学校高学年は第二次性徴期。これから、さまざまな体の変化を経験します。女の子は10歳頃から乳房の発達、初潮などが見られ、男の子は11歳頃から生殖器の成熟、声変わりなどが起こります。大人の体になる準備が始まったからで、誰にでも起こるということを教科書的に説明してあげましょう」

 性について子どもに話す時は、「あいまいな話し方をしないほうがいい」と言います。「お子さんに事実を率直に伝えることをお勧めします。また、『愛し合った二人がセックスをすると赤ちゃんができる』といった、ふんわりした言い方もNGです。中には、愛がないセックスなら妊娠しないと思い込んでしまう子どももいるからです」

 子どものほうから、「自分はどうやって生まれてきたの?」といった質問をしてきた際も、「『何でそんなことを聞くの?』『いやらしい』と否定したりせず、事実をしっかり伝えてください」と話します。「子どもは素朴な疑問として聞いているだけです。親は自分のプライバシーに関わることまで言う必要はありませんが、親が性に関して嫌悪感を示すと、セックスがいけないことだと感じて、将来、セックスなどのコミュニケーションに支障を来してしまうことがあります」

 子ども自身が正しい性教育の知識を身に付けることで、自分の身を守る意識も高まっていきます。では、どういうタイミングで、どのように切り出せば、子どもと自然に話ができるのでしょうか。子どもを性犯罪から守るために親が伝えておきたいことについても具体的に見ていきましょう。

夏休みに子どもだけで行動することも増えるため、注意喚起が必要(写真はイメージ)
夏休みに子どもだけで行動することも増えるため、注意喚起が必要(写真はイメージ)

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  • せっかくのきっかけを逃さない
  • 息子を持つ母親のお悩みNo1「子どもがAVを見ていたら?」
  • 身近な大人からの性被害を防ぐには

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高橋怜奈
高橋怜奈 女医+所属。東邦大学医療センター大橋病院・産婦人科に在籍。ベリーダンサー、元プロボクサー。メディア出演をはじめ、Twitter(@renathksh)、TikTok、YouTubeなど、SNSでの医療情報の発信も積極的に行う。

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