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知っておきたい 公立中で内申対策ができる勉強法

中1のときに狙うゾーンを決めて達成する覚悟を持たせる/平常時は宿題+数学でOK/定期テスト対策ができる塾を選ぶ


小学校上級生になると、いよいよ卒業後の進学先選びもリアルな課題になってきます。そこで知っておきたいのが、公立中学の情報です。公立中学に通う子どもの受験指導経験が豊富で、勉強法についての著書もある教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんに、公立高校受験で大切な内申点をアップさせる勉強法や塾の活用法を聞いていきます。

【年齢別特集 小学校高学年のママ・パパ向け】
(1) 子どもの思春期 どうしたら冷静に向き合える?
(2) 公立中の進学に備え、小学校でやっておきたいこと
(3) 知っておきたい 公立中で内申対策ができる勉強法 ←今回はココ

進路について話し、どのゾーンを狙うか覚悟を持たせる

 公立中と私立中高一貫校のいちばんの違い。それは、公立中では、3年後に高校受験が待っていることです。公立高校の受験では、中学から高校に「調査書」という書類が提出されます。調査書には9教科(国語、数学、英語、理科、社会、体育、音楽、美術、技術家庭)の評定(通知表に記される成績、1~5)が記されています。評定をもとに算出される内申点は入試の合否に影響します。

 内申点の算出方法は都道府県、学校によって異なります。例えば、東京都の主な都立高校では中学3年時の評定を使い、実技教科は2倍で算出します。オール5の場合の内申点は、5×5教科+5×4教科×2=65点となります。多くの都立高校では、受験当日の学力検査の点と内申点を、学力検査7:調査書3の割合で合わせて、合否が決まります。

 学力検査と調査書の割合、対象とする評定の学年は都道府県によって異なります。千葉県、埼玉県では中1~中3の3年間すべての評定を使い、神奈川県では中2と中3の評定で内申点を算出します。中学では各教科の評定は、定期テストだけでなく、授業態度、提出物、ノートの取り方、実技などを総合的に判断してつけられます。

 石田さんは、たとえ中3の評定しか使われないとしても、中1の時点から評定を意識してほしいと話します。「中3の高校受験までに成績を上げていくとすると、中1から目標を定める必要があります。しかし、具体的にイメージできない子も多いです。最初は親が一緒に考えてあげてください。高校でどんなことをやりたいか、その先はどうしたいかなどを考え、それならどんな高校がいいか、その高校はどのくらいのレベルなのかを調べます。それによって、子どもが目指すゾーンがオール5なのか、オール4なのかがハッキリしたら、中3でそこへ行き着く覚悟をさせましょう

 狙うゾーンが決まったら、そこに向けて勉強をしていきます。しかし、中1、中2の間は、部活や習い事なども思い切りやっていい、と石田さん。次のような計画で進めるとよいのだそうです。

次ページから読める内容

  • 定期テストは塾なしで対応できる。数学を大切に
  • 評定アップは中3からでは間に合わない
  • 塾に通うなら定期テスト対策があるところへ
  • 中学受験経験はアドバンテージに。ただし気を緩めずに
  • 中学入学後は子どもが自律的になれるように応援を

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石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家
石田 勝紀 1968年横浜生まれ。20歳で起業、学習塾を設立。これまで3500人以上の生徒に直接指導。「心を高める」「生活習慣を整える」「考えさせる」の3つを柱に、いわゆる詰め込み勉強とは一線を画す指導で学力を引き上げる。横浜市教育委員会高校改革委員、文部科学省高校生留学支援金制度の座長を務め、生徒、保護者、教員を対象とした講演会、企業での研修も多数実施。2016年からは「カフェスタイル勉強会~Mama Cafe」という頑張るママのための子育て・教育勉強会を主催。『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。

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