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「努力が足りないのにとりあえず褒める」弊害は

日本の親が知らない、欧米流の「褒める子育て」の本当の意味/間違った褒め方で子どもが萎縮するリスクも


「わが子には自己肯定感を高めてほしい」と、積極的に子どもを褒めている人は多いのではないでしょうか。しかし「安易に、必要以上に褒めても逆効果となります」と言うのは、心理学博士で『ほめると子どもはダメになる』(新潮新書)などの著書がある榎本博明さん。では、本当に子どものためになる褒め方とは?

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「とりあえず褒める」では子の自己肯定感は育たない

 子どもがお手伝いをしたら「えらいね」、宿題をしたら「頑張ったね」――ふと気づくと一日中、子どもを褒めている人もいるのではないでしょうか。

 「もちろん、本当に子どもが頑張ったときなどに褒めることは何の問題もありません。でも、自己肯定感を高めるのが目的だとしたら、『厳しく言うと傷つきそうだから、とりあえず褒めておこう』というのは逆効果です」と心理学博士の榎本博明さんは言います。

 「日本は欧米の子育ての影響を受け、1990年代ごろから『褒める子育て』が盛んになりました。しかし、褒め方によっては子どもの自己肯定感が育つどころか、子どもが萎縮したり、やる気をなくしたりします。いつ、どのように褒めるかも大事ですが、褒める子育てをするにあたっては欧米と日本の子育てはまったく文化的背景が異なることを理解する必要があります」

 日本で褒める子育てが主流になった背景として、学校内での暴力やいじめ、不登校などが大きな問題になったことが挙げられます。そこで「欧米の教師は子どもを褒めるけれども、日本では褒めない。もっと褒めるべきではないか」という意見が出始め、「褒める子育て」が主流となってきました。しかし、「ここに大きな問題点があります」と榎本さんは言います。

 それはどういうことでしょうか。

■この記事で詳しく読める内容
・なぜ欧米社会は「褒める」のか
・安易に褒めることのデメリットとは
・褒めるべきポイントは
・子どもの○○を育てられるのは親だけ

次ページから読める内容

  • 欧米と日本では「褒める」背景が違う
  • 安易に褒めることのデメリットとは?
  • 褒めるときのポイントは
  • 子どものレジリエンス力を育てられるのは親だけ

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