間もなく新年度のスタート。学校から配られる大量のプリントの整理に頭を悩ませる人も多いのではないでしょうか。前の学年の教科書や塾の教材なども、どうすればいいのか気になるところです。

二人の小学生のママでもある整理収納アドバイザーの鈴木紀子さんに、学校のプリントや教材類の整理術を聞きました。

【年齢別特集 小学校高学年ママ・パパ向け】
(1) わが子が「いじめっ子・傍観者」にならないために
(2) 「衝動的にネットに書き込まない」を子どもに伝える
(3) 必要な学校プリントがすぐに出てくる収納テク ←今回はココ
(4) 佐藤ママ直伝 塾のテスト・教材整理のコツ

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

 今回、取材のために整理収納アドバイザーの鈴木紀子さんのご自宅に伺うと、そこに広がっていたのはスッキリと整理整頓された居心地のいい空間。小学生のお子さんの学習棚(学用品を置くラック)の上には、ファイルボックスが一つ置かれているだけです。

 「教科書は学校に持って行っているものが多いので、 家の保管用には子ども1人につきボックス1つで十分です。物が少ないと見た目もスッキリしますし、取りたいものをすぐ取れるので学校の準備がしやすいです」と鈴木さん。

 子ども二人分のプリントや教材が次から次へと増えていく中で、どうやってこのようなスッキリ空間を維持しているのでしょうか。まずは、鈴木さんが実践しているプリント整理術を紹介します。

学校のプリントを整理する5つのコツ

コツその1:見たらその場ですぐ「要・不要」を判断する

 リビングのテーブルの上など、親がチェックしやすい場所を“プリント置き場”に決め、「学校で配られたプリントはここに置いてね」と子どもに伝えておきます。そこに置かれたプリントは、手に取ったその場で「取っておくかどうか」を判断。帰宅直後は目を通す時間が取れない場合でも、必ずその日のうちに目を通すことが大切です。

<次のページからの内容>

●学校のプリントをスッキリ整理するコツ
●行事のお知らせをもらったらやるべきこと
●散らかりにくいプリントの収納場所とは?
●教科書・ノート類をスッキリ片付けるコツ
●DUAL読者の「わが家の実例」へのアドバイス