小学校高学年にもなると、スマホを持っている子も少なくありません。スマホがなくても、自宅のネット環境が整っていれば、小学生でもインターネットへの書き込みは可能です。今、問題になっている「ネットいじめ」について、全国webカウンセリング協議会の理事長・安川雅史さんに話を聞きました。

【年齢別特集 小学校高学年ママ・パパ向け】
(1) わが子が「いじめっ子・傍観者」にならないために
(2)  「衝動的にネットに書き込まない」を子どもに伝える ←今回はココ
(3) 必要な学校プリントがすぐに出てくる収納テク
(4) 佐藤ママ直伝 塾のテスト・教材整理のコツ

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

ネットいじめは24時間続く

 総務省が毎年発表している「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生のスマホ所有率は2017年時点で約30%まで増加しています。

 最近は家に固定電話を持たず、子どもにスマホを持たせる家庭も多いそうです。「家族割などを使うと、固定電話を持つより安いですし、キャンペーンでスマホ無料ということもありますから、そのほうが得と考えるご家庭も多いようです」と全国webカウンセリング協議会理事長の安川雅史さんは言います。

 小学生のスマホ所有率の増加に伴って、深刻な問題になっているのがネットでのいじめです。「従来のいじめは、体力的に優位な子どもがいじめの加害者になるケースが目立ちました。しかし、ネットいじめは体力差は要素になり得ません。さらに、ネットで匿名性が保たれます。 誰もがいじめの加害者、被害者になり得る状況が生まれやすいのです

 ネットいじめの具体的な事例を紹介します

他人のメールアドレスを使うソフトを使って、嫌がらせのメールを送る
チェーンメールを強要する
SNS(twitterなど)に悪口を書く
ケータイカメラを使ってのトラブル
(ネットから取ってきた裸の画像に顔をくっつけたコラージュ画像を流すなど)
LINEグループでのトラブル
(メッセージを送っても無視する、「裏グループ」を作って仲間はずれをするなど)

 「やったほうは、ただの悪ふざけだと思っていても、受け手にとってはいじめです。犯罪だという感覚がないのが問題なんです。そして、ネットいじめは親からは見えにくいもの。さらに、学校から帰っても、ネット上で24時間続いている可能性があるのです」(安川さん)

<次のページからの内容>

●相手の気持ちを考えられる子に
●衝動的にネットに書き込まないように指導する
●家でのスマホルールを作る
●親はフィルタリングを設定する
●ニュースを切り口に親子で会話をする

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