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「将来の夢」実現のために低学年親ができることは

今は土台づくりの時期。興味や向き不向きに応じて夢を変えていく「柔軟性」と、目標に向けてまず何をすべきか、プロセスをイメージする力が大切


子どもの将来の夢を聞くのは、親としての楽しみのひとつです。けれども、小学生になったからには、そろそろ保育園時代とは角度を変えて「将来の夢」と向き合い、目線や興味を深めていきたいと思うことはないでしょうか? 元筑波大学附属小学校副校長の田中博史さんに、「将来の夢」のために低学年のうちにできることについて聞きました。

【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 親も知りたい 必須のデータサイエンスは小学生から
(2) 目標は「使える算数」 PPDACで問題解決力を伸ばす
(3) 思考力深まる哲学対話、親子で実践する4つのコツ
(4) 「将来の夢」実現のために低学年親ができることは ←今回はココ

まだ何になりたいかのゴールを気にする時期ではない

 子どもが「将来の夢はYouTuber/アイドル」など、大人からしたら「現実味が薄い」と感じる職業を挙げたり、「何になりたいか分からない」などと答えたりすると、親としてはこんな調子で大丈夫なのか? と思ってしまうかもしれません。

 「高学年になってもなりたいものを言えない子がいたり、中には『会社員』などと『夢のない』答えをしたりする子もいます。でも小学生の子どもからは、見える職業自体が限られているので、しょうがない部分もあるんですよね。

 小学生は知っている職業の裾野を広げるために情報収集をしている時期です。『YouTuberではなかなか食べていかれないよ』などと言ってわざわざ夢を潰すことなく、『憧れ』として聞いてあげればよいと思いますよ」。こう話すのは長年の小学校教諭としての経験を生かし、教師養成のための「授業・人(じゅぎょう ひと)塾」の代表を務める田中博史さんです。

 子どもたちは職業についての情報収集の最中というだけでなく、自分づくりのまっただ中にいるため、今の段階で何になりたいかの「ゴール」を気にする必要も、ましてや決める必要もないと田中さんは言います。「人は成長と共にさまざまなことに興味を広げ、深めていった結果、大学生もしくは社会人になってからようやく、なりたいものが見えてくるというのが普通です。小学生の段階では、まだ決められないのが当たり前ということです」

 ただ、その代わりに「いつかなりたい自分になるために」小学生のうちに身に付けたいものが2つあるといいます。

 「1つ目は発想の柔軟性。1つの夢に固執する必要はなく、自分の興味や向き不向きによってどんどん変えていっていいんだ、ということを、ぜひ教えてあげたいところです。そして2つ目は、目標に向けて自分が何をすべきか、プロセスをイメージする力です。これが欠如していると、どのように努力をすればいいかも分からず、夢に到達することができません」

 では、子どもが柔軟性やプロセスをイメージする力を身に付けるために、親は子どもをどうサポートすればいいのでしょうか。また、そもそも子どもが将来の夢を見つけるために、親ができることはあるのでしょうか。次のページから田中さんに詳しく説明してもらいます。

【将来夢をかなえるために、小学生のうちに身に付けたい2つの力】

・興味や向き不向きに応じて夢を変えていく柔軟性
・目標に向けて自分が何をすればいいのか、プロセスをイメージする力

次ページから読める内容

  • 将来の夢が変わったのはなぜ?
  • どうすれば二重跳びができるようになる?
  • 夏休みの計画は3日坊主で当然
  • 夫婦の雑談を子どもの耳に入れて

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