小学校に入ると、習い事や塾通いで親と離れて行動することがどんどん増えてきます。その際に子どもだけでお金を使う場面も出てきて、「お小遣い、どうしよう」と悩んでいる人やよその家のことが気になっている人も多いのではないでしょうか。前回に続き、ファイナンシャル・プランナー前野彩さんに子どものお小遣いについて聞きました。
【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) リビング学習の注意点 正しい姿勢で座るには?
(2) 小学生の家庭学習 リビングの光と照明の位置に注意
(3) お年玉、投資派・預金派それぞれのマネー教育
(4) 低学年は7割がお小遣い制 カレンダーで管理を学ぼう ←今回はココ
子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。
7割がお小遣いをもらっている
子どもは幼児のころからお金に興味を持ち、自分で買い物をしたがったり、お金を預かっておつかいに行きたがったりします。就学後のお小遣いについては、毎月、あるいは毎週いくらと決めてあげている家庭や、必要なものは親が買い、お祭りなどの時だけ臨時に与える家庭など、様々です。実態はどうなのでしょうか。
前野さんは、「下のグラフにあるように小学校では約7割の子どもがお小遣いをもらっており、年齢による大きな変化はないようです」と話します。
中学・高校で継続的にマネー教育を行っている前野さんによると、その関連で、子どもにお小遣いをあげたほうが良いかという相談をよく受けるそう。
「あげたほうが良いか、あげないほうがいいか悩む理由には次のような声が聞かれます」
・子どもがお小遣いを欲しがっている
・お小遣い管理をするいい機会になるのではないか
・家庭内での金銭教育になる
・友達がもらっているのに自分の子どもがもらっていないと仲間外れにされるのではないか
・ムダ遣いをするのではないか
・まだ早いのではないか
・欲しいものは親が買ってあげたほうが良いのでは
・必要なものは親が買ってあげているからあげる必要はないのでは
・お手伝いをしたときに報酬としてあげればいいのではないか
お金の使い方を学ぶために、お小遣いはあげたほうがいい
「それぞれに、子どもの将来を考えて悩んでいることが分かりますが、私は、『お小遣いはあげたほうがいい』とお話ししています。その理由は、『お金の使い方は急には上手くならない』からです」
● 子どものお小遣いはいくらくらい?
● お小遣いは500~1000円が多数派。金額と同時にルールを明確に
● 計画性と見える化が簡単にできる「お金カレンダー」
● 「振り返り」をすることでお金を使う力が育つ
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