秋は学園祭シーズン。中学受験を検討しているなら、気になる学校の学園祭に足を運び、実際の雰囲気を確かめてみるのがお勧めです。実は、学園祭巡りを始めるなら低学年のうちがチャンス。親子で楽しみながら学園祭を巡るコツを、親が見るべきチェックポイントと併せて紹介します。

【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 中学受験 低学年から学園祭で雰囲気つかむ ←今回はココ
(2) 突然の学級閉鎖 共働きっ子の居場所どうする?

高学年になってからでは遅い!?

 中学受験なんてまだ先。そもそも、受験するかどうかもまだ決めていない……。そんな人も多いのではないでしょうか。

 しかし、中学校を受験する場合、早い子では小3の2月から塾に通い始めることもあります。入塾の申し込みはさらに早く、12月から始まります。受験をするかしないか、検討だけでも早めに始めておくといいでしょう。

 人気の中学校ってどんなところ? 学校によって雰囲気はどう違う? そんな「基本のキ」を知りたいなら、各校の学園祭をのぞいてみるのが1つの手。しかも、タイミングとしては小学校低学年のうちに始めるのがお勧めといいます。中学受験の経験者や塾の先生に取材を重ね、自身も小6の子を育てる編集部一の中学受験通・H記者はこう話します。

 「日ごろから同級生の受験ママたちと情報交換をしていますが、『高学年になってから学園祭巡りを始めるのでは遅かった』という声はしばしば聞かれます」

学校によっては生徒たちによる出店もある。画像はイメージです
学校によっては生徒たちによる出店もある。画像はイメージです