普段から家で防犯について話題にしていますか? 夏休みが無事に終わり、親子ともに今の生活に慣れてきているこの時期。油断が出てきているかもしれません。それに加え、暗くなる時間が徐々に早くなってきている今だからこそ、改めて防犯について考えてみませんか? 子どもの防犯に詳しいNPO法人日本こどもの安全教育総合研究所理事長の宮田美恵子さんにお話を聞きました。

【年齢別特集 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 低学年の通学路 「見守りつなぎ」で子の安全守る ←今回はココ
(2) 誘拐などの犯罪は微増 親が子に伝えるべきは?
(3) 子どもの身長が伸びる時期に必要な生活習慣

暗くなる時期は危ない?

 だんだんと日の落ちる時間が早くなってくる秋口。何となく不安も高まります。夏の間は子どもが一人で歩いていても何とも思わなかった慣れた道ですら、「大丈夫かな?」と心配になることもあるでしょう。

 一方、2学期が始まり、子どもたちが生活にだいぶ慣れてくるこの時期。はじめのうちは守れていた「寄り道はしない」という約束も、つい楽しさと好奇心から守れなくなることが出てくるかもしれません。

 「暗くなってきた」×「子どもたちが生活に慣れてきた」という2つの要素が絡み、防犯という観点からはどのようなことを意識すればよいのでしょうか?

 NPO法人日本こどもの安全教育総合研究所理事長の宮田美恵子さんは話します。「犯罪学では、子どもを狙った犯罪はある3つの条件が重なり成立すると考えます。逆に、この条件が重ならなければ、暗い時間帯でも犯罪は起きにくいのです。ただし、2学期になりお子さんが生活に慣れてきた時期だからこそ、気の緩みも含めて防犯対策について親が『セットし直す』という作業は必須です。そういう意味で、今はまさに防犯について考え直すよいタイミングだと言えますね」

  次のページから、わが子が犯罪に巻き込まれるリスクをなくすために、宮田さんに犯罪の起こる3つの条件と、親が「セットすべきこと」について教えてもらいます。

次ページから読める内容

  • 暗くても人の目や存在があれば事件は起きにくい
  • 安全な状況を「考える」だけでなく、「作りだす」のが親の仕事
  • 「慣れている」は防犯上の根拠にはならない
  • 大人の「見守りつなぎ」が防犯のカギ
  • 見守りの目を「分断」させない工夫を

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