わが子の視力が低下したとき、最初に考えるのは「眼がねをどうするか」。一方、近年は小学生でもコンタクトレンズを使う層が、少ないながらも一定程度いるといいます。ただ小学校低学年までは目の機能が発達段階にあるため、コンタクトレンズを使用して問題ないのか、気になるところです。

 また、将来の可能性として、オルソケラトロジーレンズ、レーシック(レーザー屈折矯正手術)、眼内コンタクトレンズ(ICL)治療は有効なのでしょうか。

 聖路加国際病院で眼科副医長を務める安田明弘先生に伺いました。

【年齢別特集 小学校低学年ママ・パパ向け】
(1) 低学年の自由研究 テーマ選びのコツ10
(2) 低学年の自由研究テーマ10選 調査系&実験系
(3) 子どもの視力が低下! ファースト眼がねの選び方
(4) コンタクトレンズは何歳から? 矯正手術の可能性は ←今回はココ

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コンタクトレンズに年齢制限はない

 低学年の子どもの裸眼視力が低下したときに、多くの家庭で真っ先に考えるのは、眼がねの使用ではないでしょうか。一方で、運動をすることなどを考えて、コンタクトレンズの使用を視野に入れているケースもあるでしょう。

 では、コンタクトレンズは何歳から使えるのでしょうか。

 聖路加国際病院の眼科副医長である安田明弘先生は、「ガイドライン上はコンタクトレンズに年齢制限はありません」と言います。

 コンタクトレンズは角膜の表面に直接載せて用いる視力補正用のレンズですので、非常に強い近視や、左右の視力に差があり過ぎるなどの理由で、眼がねではよく見えない人には医学上有用とされています。

 ただ“医療器具”として考えた場合、つけ外しや消毒といったメンテナンスや、トラブルを感じた際の対応など、自分自身で安全に管理できることが必須です。「そうなると、一般的には高校生くらいから。最近は中学生くらいからコンタクト装用を始めているケースも多いですね」(安田先生)

 コンタクトレンズはそれぞれの目の形に合わせて直径やカーブが選べるので、子どもの目の成長を妨げるということはありませんが、まずは眼科を受診することが大切です。

 「子どもは大人に比べてピントを合わせる調節力が強いため、一時的に近視になる『仮性近視』という状態があり、それを見極めるためにきちんとした検査が必要です。その検査を受けてからでないと、必要のない眼がねやコンタクトを装用することになりかねません」(安田先生)

一般的には高校生くらいから。最近は中学生くらいからコンタクト装用を始めているケースも多いといいます(写真はイメージ)
<次のページからの内容>

・眼がねのほうがいいのか、コンタクトレンズのほうがいいのか
・コンタクトレンズ使用の条件は
・夜寝るときに装用して近視を矯正するコンタクトレンズとは
・レーシックは何歳から可能? 安全性は?
・ICLはどんな治療? 将来の可能性は

次ページから読める内容

  • コンタクトレンズも眼がねも一長一短
  • オルソケラトロジーの使用が20歳以上である理由
  • レーシックは18歳以上で可能
  • 成人していても近視が進行している時期はレーシックを避ける
  • ICLは将来的に眼がねやコンタクトレンズに代わる選択肢の1つに

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