学校であったことや友達のこと、自分の好きなキャラクターに本やアニメの話まで……。子どものマシンガントークに辟易(へきえき)したことはありませんか。忙しい共働き親にとって、ときには「黙ってほしい」とも思ってしまう、子どものおしゃべり。親はどこまで付き合うべきなのでしょうか。

【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 夏の宿題 読書感想文も自由研究もしくみ化で解決
(2) 「不安先行型の親」がはまりがちな落とし穴は
(3) 「『乱暴なあの子と遊んじゃダメ』と親が言うのはNG?
(4) 延々と続くわが子のおしゃべり 聞き流すのはNG? ←今回はココ

子どものおしゃべり、親はどこまで付き合うべきか?

 学校から帰るなり、「今日は〇〇ちゃんにこんなことを言われてね」「学校の授業でね」……などと、子どものおしゃべりが止まらず、困った経験はありませんか。親も仕事が終わった直後で疲れていたり、夕飯の支度などで忙しいときに話しかけられたりすると「ふうん」「へえー」と聞き流してしまうこともあるかもしれません。あるいは、ついイライラして「忙しいから後にして」と言ってしまうこともあるでしょう。しかし、子どもの話をないがしろにしていいのか、一抹の不安と後悔がよぎります。

 日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカさんは「本来、子どもの話は真剣に聞いてあげたいものですが、親が『聞いてあげなくては』と無理して、どこまでも子どものおしゃべりに付き合うのは、現実的とは言えません」と言います。

 「人とのコミュニケーションにおいて、相手が困っていたり、興味がなかったりするのに延々と話し続けることは迷惑になります。それは親子間であっても例外ではありません。気持ちよく聞けて、心おきなく話せる。そんなほどよい関係を築くことが大切です。一度、親子の間で対話のルールを確認するといいでしょう」

 密な関係である親子間でも必要な「対話のルール」とは、どのようなものでしょうか。

詳しくチェック!
・子どものおしゃべりに困る親が取るべき行動とは
・1日のうち何分間、子どもに向き合えばいい?
・「ねえ、聞いてる?」と言われないために
・「後でね」とスルーしてもいい?
・止まらないおしゃべりの背後に、発達の問題が隠れている場合も?