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子が自ら動かない・返事もしないイライラどう解消?

子が動かない声掛けはアプローチミス。親子間に存在するギャップを知り、子の自発的な行動を促す4つのヒントを紹介


低学年の子どもたちは、学校や学童から帰宅すると、寝るまでの数時間に、宿題や明日の用意、場合によっては習い事の練習や宿題など、すべきことがたくさんあります。けれども、親が焦っていくら声掛けをしても、動かないどころか、返事すらしない様子にイライラしてしまう……ということはないでしょうか。こうした状況から脱するためにはどうすればよいか、教育デザインラボ代表理事の石田勝紀さんに聞きました。

【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 子の乱暴な言葉遣い ボキャブラリー増やす好機に
(2) 豊富な「言い換え力」育む親子会話と読み聞かせ工夫
(3) 子が自ら動かない・返事もしないイライラどう解消? ←今回はココ
(4) 高濱正伸 後伸びするため知識より大事な2つのこと

子の「返事しない」「動かない」は論点が違う

 「片付けなさい」「宿題やったの?」「ピアノの練習は?」何度子どもに声を掛けても動こうとしないどころか、返事もしないということはないでしょうか。「小学校低学年で親の声掛けを無視するのは、少し早いのではないか?」「今からこんな調子では思春期を迎えた時にどうなってしまうのだろう?」と考えると、親としては不安になってしまいます。

 けれども、「子どもたちが親のこうした声掛けに返事をしないのは普通のこと」だと、子どもの教育に詳しい石田勝紀さんは言います。

 「子どもとしては気乗りしないことを何度も言われて、返事をするのもおっくうになっているという状態です。もちろん、子どものこうした状態に親がイライラするのも分かります。

 でも、一度冷静に整理してほしいのですが、そもそもの問題は、『親がやらせたいことを子どもがしないこと』のはずです。なのに、いつの間にか『子どもが返事をしないこと』『言った通りに動かないこと』に問題がすり替わって、それに対してイライラしてしまっていますよね。本来、『子どもが動かない』ということは、声掛けで子どもを動かそうとする、親のアプローチが間違っているということなので、アプローチを変えていく必要があるのです」

 こうして論点がズレたままイライラや悩みを膨らませてしまっている親は少なくないと石田さん。子どもが動かないばかりでなく、イライラしながら声掛けを続けることで、親子関係にネガティブな影響を与えてしまう恐れもあるのだそう。

 さらに石田さんによると、自分から動ける子になるためには、親子の間にあるギャップを理解した上で、その子に合った具体策を考えて試していく必要があるといいます。次のページから、動ける子になるための方法について詳しく聞いていきます。

次ページから読める内容

  • イライラ育児は思春期の親子関係に影響
  • 子にとって親は「同僚ポジション」
  • 命令形にならないアプローチ2つ
  • 先のことが見えるようになるのはずっと先
  • 親は聞き役に徹し、評価をしない

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石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育評論家
石田 勝紀 1968年横浜生まれ。20歳で起業、学習塾を設立。これまで3500人以上の生徒に直接指導。「心を高める」「生活習慣を整える」「考えさせる」の3つを柱に、いわゆる詰め込み勉強とは一線を画す指導で学力を引き上げる。横浜市教育委員会高校改革委員、文部科学省高校生留学支援金制度の座長を務め、生徒、保護者、教員を対象とした講演会、企業での研修も多数実施。2016年からは「カフェスタイル勉強会~Mama Cafe」という頑張るママのための子育て・教育勉強会を主催。『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など著書多数。

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