低学年の親としては「最初が肝心」と、正しい知識などの基礎学力を身に付けさせたいと思うもの。けれども、「知識は後からいくらでも追いつく。後伸びする子にするためには、知識よりも大事にすべきことがある」と、花まる学習会代表の高濱正伸さん。低学年のうちに身に付けておきたい力と、そのために家庭でできることについて聞きました。

【年齢別記事 低学年のママ・パパ向け】
(1) 子の乱暴な言葉遣い ボキャブラリー増やす好機に
(2) 豊富な「言い換え力」育む親子会話と読み聞かせ工夫
(3) 子が自ら動かない・返事もしないイライラどう解消?ト
(4) 高濱正伸 後伸びするため知識より大事な2つのこと←今回はココ

低学年のうちにエンジンを磨こう

 前回の記事では、低学年の子どもが学校の勉強につまずいた場合の、親の対応法について高濱正伸さんに教えてもらいました。

 「低学年のうちの勉強は、たとえつまずいたとしても、その子なりの『時』が来れば必ずできるようになるので、心配はいりません。低学年のうちに大事に育みたいのは、高学年になってから生きてくる、勉強に向かう姿勢などエンジンとなる部分ですね」と高濱さん。

 「高学年以降の子どもたちを見ていると、例えば宿題が多く出た日に、『うわ~たくさん出て嫌だな』という感情に流されてしまい、なかなか宿題に気持ちが向かないタイプの子と、感情に流されず宿題に向かうことができるタイプの子とがいます。成績が伸びていくのは後者のタイプなのですが、前者と後者で何が違うかというと、1つはやるべきことに心を向けられる『集中力』。もう1つは『自分は大丈夫』『何とかなる』と思える『前向きな気持ち』です」

 こうした「集中力」は低学年ほど鍛えやすいのだそう。

 「家庭でできることはいろいろありますが、毎日の宿題への取り組み方や、遊び方、親の声がけ、さらには親自身のあり方など、さまざまな点からのアプローチが有効です」と高濱さん。次のページから家庭でできることについて、詳しく聞いていきます。

次ページから読める内容

  • 絵本の読み方と同じでは文章題は解けない
  • 「何となく読めている」雰囲気から脱するために必要なこと
  • 「これをやっているときが幸せ」を大事に
  • 「最終満点法」が心に効く理由
  • 親自身が毎日笑顔で過ごすことの大切さ

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