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宿題しない、ダラダラする…子を責めずしくみで改善

認知行動療法を子育てに取り入れよう/帰宅後時間がスムーズになる5つのポイント/時間管理は10分刻みで


手を洗わない、プリントを出さない、宿題しない、ランドセルを片付けない、やることが終わってないのにダラダラしている……。毎日の子育てのイライラポイントを挙げだしたらキリがないという人も少なくないのでは。「もっとちゃんと」「もっときちんと」とどれだけ思ってもそうならず、つらさを感じている親はどうすればよいのでしょう? 臨床心理士・公認心理師の中島美鈴さんに話を聞きました。

【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
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(3) 宿題しない、ダラダラする…原因は子でなく「しくみ」に ←今回はココ
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しくみが育む自己管理能力

 「何度言っても自分から宿題をしないのは性格のせい?」「明日の用意も片付けも自分からきちんとできないのは私の子育てが下手だからだろうか」……。こうして考えていくと子育ての悩みはどこまでも深まっていってしまうもの。時に諭してみたり、叱ってみたりしても、ダラダラしている子どもにイライラ、うんざりしているという人もいるでしょう。

 「『もっとちゃんと』『もっときちんと』……といった精神論で子育てをすると、親も子もつらいですよね。子育ては認知行動療法の考え方を生かしたしくみを取り入れることでずっと楽になりますよ」と話すのは、臨床心理士・公認心理師の中島美鈴さん。現在小学校5年生の息子を育てています。

 「認知行動療法とは、解決すべき問題があったときに、原因を人ではなく考え方や行動に求め、その考え方の幅を広げたり、行動のレパートリーを広げたり、精神論に頼らなくて済むしくみを作ったりすることで解決していくという心理療法の1つです。子育てでいえば気になることを『子どもの性格のせい』『親である自分の育て方のせい』にしなくてすむのが最大の利点です」と中島さん。

 就学すると子どもが毎日すべきことが格段に増えますが、低学年の子どもがこうした状況を自分で整理してすべきことをこなしていくことは、ハードルが高いのだそう。「しくみで能力とタスクとのギャップは埋めていくことができますし、こうしたしくみを親子で一緒に作っていくことは子どもの自己管理能力を育てることにつながっていきます」という中島さんに、子育てがラクになるしくみづくりについて具体的に聞いていきます。

次ページから読める内容

  • 「小学生だからこのくらいできるべきだ」は認知のゆがみ
  • 親子でチームになって作戦会議を
  • 子が手を洗わない。どうすれば洗面所に行けるか?
  • 放課後時間は永遠にあると思っている

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