素直でやる気に満ちている小学校低学年の子どもたち。日々成長していく姿が頼もしくもありますが、一方で、勉強面ですでに苦手意識を持ってしまったり、嫌いな科目ができてしまったりした場合、親はどのように寄り添えばよいのでしょう。また、ケアレスミスが多かったり親が注意すると反発したりする子への対応は? 花まる学習会代表の高濱正伸さんに聞きました。

【年齢別記事 低学年のママ・パパ向け】
(1) 高濱正伸 文章題・計算…低学年でのつまずきどう対応? ←今回はココ
(2) 親子の自己肯定感 「できたことを書く」習慣で高める
(3) 低学年で重視すべきは、知識量よりも集中力と心の型

子を勉強嫌いにさせない対応を

 小学校低学年はこの先続いていく学びの道のスタート地点。先はまだまだ長いのだから焦る必要はないとは思う一方で、低学年の時点でわが子が勉強でつまずいてしまった場合、親としては「この先大丈夫だろうか?」と焦りや不安を感じてしまうかもしれません。

 これに対し、低学年の学習に詳しい高濱正伸さんは次のように話します。

 「低学年で学ぶことは、生きていく上で必要なものばかりです。文字や計算、時計の読み方といった低学年で身に付ける学力を、私は『基盤力』と呼んでいます。周囲を見渡してみれば、大人になっても時計が読めなかったり、お店のメニューが読めなかったり、おつりが計算できなかったりという人はいないはず。多少つまずくことがあったとしても、低学年の勉強は必ずできるようになるので心配はいりません

 とはいえ、わが子が勉強につまずいたり、理解できていない様子があったりすると、親が心配になってしまう気持ちは理解できます。ここで絶対に避けたいのは、子どもが勉強嫌いになってしまうような親の出方です。低学年の勉強のつまずきは必ず追いつけますが、一度勉強嫌いになってしまった気持ちを変えることは難しいからです」

 漢字・計算・文章題など、子どもが何につまずいているかによっても親が取るべき対応は異なってくると高濱さん。中には、親がこだわるべきではないケースや、むしろ子どもの勉強から離れるべきケースもあるのだそう。次のページから、以下の疑問に関して高濱さんに聞いていきます。

次ページから読める内容

  • 単純なことで怒られても致命的な傷にはならない
  • 発達段階が伴えば一瞬で追いつける
  • 子どもは親のイライラや「問題のある子扱い」が耐えられない
  • 本当にケアレスミスかどうかの見定めを
  • 勉強本来の喜びを学び直すには

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