学校への登下校はもちろんのこと、放課後に友達と公園に遊びに行ったり、習い事に出掛けたり、低学年の子どもも徐々に一人で外出する機会が増えてきます。しっかりしてきたとはいえまだ小学生。さまざまな事件を耳にすることもあり、親としては心配な場面も多いもの。

そこで「子どもの安全」について研究や啓発活動を行い、著書『子どもの防犯マニュアル』でもわが子を危険から守るさまざまな方法を説いてきた、セコムIS研究所の舟生岳夫さんに、「子どもの一人外出ルール」について、お話を聞きました。

【年齢別特集 小学校低学年ママ・パパ向け】
(1) 不安定な新学期 「親独占タイム」をつくり向き合う
(2) 低学年の心のケアはスキンシップがすべてではない
(3) 低学年はどこまでOK? 放課後の一人外出ルール←今回はココ
(4) 平日の習い事 何歳から、どこまで自分で行ける?

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたいテーマは少しずつ変化していくものです。「プレDUAL(妊娠~職場復帰)」「保育園」「小学校低学年」「高学年」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

親の地域社会との関わりが、子の一人外出のリスクを変える

 「今日は学童に行かずに、〇〇ちゃんと遊びに行きたい。学校のすぐ前の公園だからいいでしょう?」

 もし「まだ早い」と思っているのに、子どもが急に一人で遊びに行きたいと言いだしたらどうしますか? 入学したての1年生なら「危ないから」などと諭せば、言うことを聞くかもしれません。でも、学校に慣れてきた子どもだったら、友達の誘いがあれば簡単に出掛けたり、「お母さん(お父さん)にバレなければ大丈夫」とこっそり出掛けたりすることもあるかもしれません。

 低学年のうちは、何かあったときに備えて、親は子どもが「いつ、誰と、どこに行き、何をする予定で、何時に家に帰ってくるのか」を、ある程度は把握しておきたいところです。

 「大前提として、何年生だから一人で外出できるということはありません。一人で外出できるかどうかは、その子の経験値や自立性の高さなどが影響するのはもちろん、親が地域社会としっかり関わりが持てているかどうかが大きく関係します」とセコムIS研究所の舟生岳夫さんは言います。

 例えば子どもに何かあったときには、親がすぐに駆け付けられるのが最も望ましいわけですが、親が仕事で不在の場合、頼れるお友達(お友達の親)がいるか。あるいは同じマンションや町内などの付き合いは子どもを任せられるレベルか。子どもの友達の親同士は連絡を取り合える仲か。必ずしも学校のママ友・パパ友でなくても、近所の公園で見守りをしてくれているお年寄りの方がいたり、登下校を見守ってくれる方がいたりした場合、そうした人たちに子どもの顔と名前を覚えてもらえているか。

 「もしも」のときに頼れる人がどれくらいいるかによって、子どもの一人外出のリスクが変わると言っても過言ではないのです。

 次ページからは、個別のケースを想定して見ていきましょう。

<次のページからの内容>

【ケース1】子どもが突然、友達の家に行く約束をしてきたら?
【ケース2】友達の家に行くときのお土産のルールは?
【ケース3】子ども同士で公園へ! どこまで、何時までならOK?
【ケース4】一人でお留守番中にコンビニに行くと言いだしたら?
【ケース5】親が知らない上級生と出掛けると言いだしたら?
【ケース6】カギを持たせる場合、どんなルールを作ればいい?

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