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子のウソは発達理解のバロメーター 要注意なウソも

問題のないウソと注意が必要なウソがある。責めるより○○○を褒めよう


本当は許可を出していなかったのに「パパがテレビを見ていいって言った」と言ってテレビを見る。今日のテストはどうだったのかと聞くと「今日はテストなかった」と言う…。子どものこうしたウソに心当たりはないでしょうか? なんでウソをつくようになってしまったのか、こうした子どものウソにどう対応すればいいのか…などと気にしている親もいるかもしれません。ウソと子どもの発達の仕組みに詳しい、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授の林創さんに話を聞きました。

【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) ウソは発達理解のバロメーター、効果的な対応法は? ←今回はココ
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冗談や皮肉もウソのうち

 「子どもがウソをつくようになると、親は少なからずショックを受けるかもしれませんが、ウソをつくことは子どもが生きていく上で必要な力ともいえます。ちなみに、ウソと言うとドキッとしますが、ウソの中にはさまざまなバリエーションがあります」。こう話すのは、神戸大学大学院人間発達環境学研究科教授で、子どもの心理に詳しい林創さんです。

 林さんによるとウソをつくことは成長の証しだそう。

 「ウソをついたり理解したりするにはある程度の発達や経験が必要となります。さらにウソにもシンプルなウソから複雑なものまでさまざまなレベルがあるため、小学校低学年では、つくことができるウソと、発達的にまだつくのが難しいウソがあるのです」

 子どもは早くは2歳半~3歳くらいから簡単なウソをつくようになり、幼児期から小学校低学年・高学年と成長するに従ってウソのレベルが変わってくると林さんは言います。

 「2歳半~3歳の子どものウソは『事実を否定する』単純なものですが、4~5歳の年中くらいからもう一段高度なウソがつけるようになり始めます。さらに小学校中学年、高学年と成長する中でどんどん高度なウソがつけるようになることが分かっています。

 一方ウソをつく動機に関しては『怒られたり、罰を受けたりすることを避けたい』といったネガティブなことから自分を守りたいという気持ちであるものが多いという点は、幼児期から小学校低学年まではほぼ同じです 」

 「ウソへの理解は子どもの内的成長を客観的に把握できる好材料ともいえる」と話す林さんに、ウソのレベルと子どもの発達との関係、「問題のないウソと、対応が必要なウソ」の見分け方、さらには子どもにウソをついてほしくないと思った際に親がとるべき行動などについて詳しく聞いていきます。

子どものウソについて知っておきたいポイント

・冗談、皮肉、優しいウソ……ウソから分かる子どもの発達とは?
・偶然そうなっただけなのに「ママのウソつき!」と言われてしまったのはなぜ?
・放っておいても問題のないウソと、注意する必要があるウソの違いは?
・ウソをついたことを罰するよりも、○○○を褒めることが効果的

次ページから読める内容

  • チョコレートはカゴの中か? 冷蔵庫の中か?
  • 優しいウソの理解に必要な高度な発達とは?
  • 「この字はうま過ぎて読めない」ってどういうこと?
  • 小さい子ほど「文字通り」理解する
  • 注意が必要なウソとは?

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