最近、子どもの足をチェックしていますか? 幼児の頃まではぷくぷくとして土踏まずが目立たなかった子どもの足も、小学生になると骨が成長し、高学年~中学生になると足の形が定まってきます。走ったり、跳んだりする際に大切な土踏まず(足裏のアーチ)の形成は、それまでにどんな靴を履くか、どんな運動をするかが関わってきます。そこで、足のトラブルに特化した医療機関「足のクリニック」院長の桑原 靖さんに、土踏まずがない扁平(へんぺい)足かどうかのチェック方法や、低学年の頃に土踏まずを育てるために知っておきたい靴の選び方などを聞きました。

【年齢別記事 小学校低学年のママ・パパ向け】
(1) 走るのが遅い、疲れやすいは「土踏まず」が原因かも ←今回はココ
(2) 低学年の経済への関心 チラシや買い物を通して養う
(3) 低学年の政治・環境問題への関心 図書館と絵本で養う

 

低学年に土踏まずの形成が進む。この時期に大切なことは?

 子どもは赤ちゃんの頃は、地面に足をべったりと着けて歩きます。これは赤ちゃんの足の骨はやわらかい軟骨成分が多く、筋力も弱いので、土踏まずがないためです。土踏まずとは足の裏のアーチ状の部分のことで、立ったときにバランスを保ったり、体重を支えたり、歩く、走る、ジャンプするといった動きのときに衝撃を吸収する役割があります

 幼児になり動きが活発になるにつれて、足は成長し、骨の数がそろってきます。土踏まずも3~4歳ごろから少しずつできはじめます。しかし、まだ軟骨が多く、アーチを支える筋力も弱いので、立ったり歩いたりするときは、土踏まずが潰れてしまっています(アーチ状がなくなる)。そのため、幼児期になっても土踏まずは分かりにくい状態です。

イラスト提供/「足のクリニック 表参道」
イラスト提供/「足のクリニック 表参道」
イラスト提供/「足のクリニック 表参道」

 桑原さんは「子どもの骨が硬くなり、大きく成長して大人の足のような形状になるのは、10歳~中学生くらいです。同時に土踏まずの形も決まってくるので、その前段階である低学年の頃に足に合った靴を履くこと、運動をして足に筋力を付けることはとても大切です」と話します。「子どもの土踏まずが育ってきているかどうかは、下記の方法でチェックできます

土踏まずの有無のチェック方法

(1)子どもをまっすぐ立たせる。目線は前方を見る。
(2)土踏まずの部分に、指を2本、第一関節まで入れて、土踏まずが持ち上がるか確認する。持ち上がれば問題がない。持ち上がらない場合は下記もチェックを。

 
イラスト提供/「足のクリニック 表参道」
イラスト提供/「足のクリニック 表参道」

 「土踏まずが持ち上がらないことに加え、下記のようなこと等がある場合は、土踏まずがない状態である扁平(へんぺい)足の可能性があります。扁平足だと、運動能力に影響が出たり、筋肉や関節に負担が掛かってしまいます」と桑原さんは話します。詳しくはP3で聞いていきましょう。

(1)夜、ふくらはぎに痛みを訴える。
(2)走るのが極端に遅い。
(3)疲れやすく、長く歩いたり走ったりできない。
(4)姿勢が悪い。
(5)後ろから歩き方を見た場合に、足を外側から内側へと回しながら歩いている。

 次ページでは、土踏まずを育てる上で重要な大切な靴の選び方のポイント、試し履きの方法を紹介します。

次ページから読める内容

  • 大切なのは筋力をつけることと靴選び
  • 上履きが足に合っているかも気を付けて
  • 土踏まずがない場合、骨格異常の可能性も。気になるときは受診を
  • インソールで土踏まずを支える
  • 足裏を洗う習慣を付けよう。親子でオープンに話す習慣も大切

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